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ばぁちゃんへのお手紙💐

もうすぐばぁちゃんがお空へ旅立って5ヶ月になるよ。早いなぁ、、気持ちは全然追いつかないのに時間だけどんどん過ぎてく日々だよ。
愛するじぃちゃんと22年分のおみやげ話に花を咲かせてるかな?
行きたかったハワイ旅行はこれから2人で行くのかな?

私の母親代わり。いや、代わりじゃなくて、ばぁちゃんは私にとってお母さんだった。だから亡くなったとき、自分のお母さんを亡くしたのとなにも変わらない気持ちで怖くて苦しくて辛くて悲しくて恐怖で、ただただ生きてるのが怖かったよ。

在宅看護になってから初めて会ったとき、すごく痩せ細ってご飯も少量、飲み物もやっとやっと。話すのも微かな声。寝たきり。そんな姿を見たときあまりにも変わってしまった姿に信じられなくて泣きそうになったんだ。
でもね、なにも分からないばぁちゃんは私が泣いていたら「なんだべ〜どうしたんだぁ?」って不思議に思うかなって…。
だから全力で我慢したよ!そして一生懸命介護したんだよ〜。あの1番手間のかかる、実家に帰ってきてもなーんにもしないで食べて寝てばかりの私が、ね😌
そうそう、12月半ばに病院へお見舞いに行ったとき付けてあげたミサンガ、腕に付いたままで嬉しかった🫶🏻

久しぶりに会うばぁちゃんに少しでも元気になって欲しくて黄色いバラを買ったの。ピンクも可愛いなって思ったけど、元気カラーの黄色にしたんだ💛
お花のお手入れをする姿をいつも見てたから、見よう見まねで水の中で茎を切り揃えて、栄養剤を入れて長持ちするようにって飾ったよ。
ばぁちゃんはね、そのお花びっくりした顔で眺めてた!
それから、手足が冷たくなっちゃうから保湿クリームでマッサージしたり、カリンバの演奏を聴かせたり、「大学で最近こんなことしたんだよ」って報告したり、たくさんの感謝の気持ち伝えてたの。伝わってたかな…?

お薬まで飲ませて「また明日ね、おやすみ」って手握りながら言うと、「ありがとう」って弱い力で手握り返して言ってくれたね。
すごくすごく嬉しかった。こんなに心がぎゅってなる「ありがとう」なんてあるのかな。それくらいばぁちゃんの口から伝えられる一言一言が愛おしかったよ。

1月10日、ばぁちゃんの84歳のお誕生日‪‪❤︎‬
部屋は可愛く飾り付けされてて、夜はいとこも来てくれてみんなでわいわいバースデーソング歌いながら一緒にケーキ食べたね🎂
いっぱい食べるとお腹苦しくなっちゃうのに、「美味しい美味しい」って3口くらい食べてくれたの嬉しかった!
拍手しながら楽しそうに笑顔になってる姿見たら、また泣きそうになっちゃって…って
あ。お手紙書いてたら涙でてきた。

「私がせめて20歳になるまで、大学卒業するまでは生きてたいなぁ」ってよく口に出してたね。
21歳になったけど、まだ大学卒業してないよ、、まだ一年早いよ、、。
この言葉を亡くなってしまったばぁちゃんにどれだけ言ったか分からない。
悔しくて突然で、どうしてって頭がパニックだったの。

今年の初詣はね、珍しく自分のことじゃなくてばぁちゃんのことをお願いしたんだ。
「お願いです。ミラクルが起きてまたばぁちゃんが歩けるように話せるようになりますように!
少しでも状態が回復して今までの元気な姿に戻りますように!一生のお願いです。」
こんなにも心の底から願ったお願い事は人生初めてだった。
だって、ばぁちゃんがいないと自分の生きている意味ないんだよ。
ばぁちゃんが生きていないと、どうやって頑張ったらいいか分かんないんだよ。

でも、そんな全力の願いは叶わずに令和5年1月15日可愛い寝顔でお空へ旅立った。
5115「いちご尽くしの日だね!」なんて親戚同士で盛り上がって、ほんとにいちごが大好きなんだなぁって笑ってた。
そしてこの日はじぃちゃんとの結婚記念日なんだってね。初めて知ったよ💍‪‪❤︎‬ こんな奇跡みたいなことあるのか?!ってこれまた親戚で盛り上がった。

1人だけ心臓のドキドキが抑えられてないのか、私だけこんなに怖がってるのかって孤独感を感じながらみんなに合わせて笑ってた。
でもね、孤独感は間違ってて、親戚みーーんなたくさんたくさん泣いたんだよ。思い出話をしながら静かに泣いたり声をあげて泣いたりたくさん泣いたんだ。

愛嬌たっぷりで人を大切に愛するばぁちゃんには、ばぁちゃんを愛してやまない人が溢れるくらいいたんだね。訃報を聞いてやってくるお客さんを見て思ったよ。

そういえば、聴いて!私なんとバッサリ髪の毛切ってショートになったの。「髪の毛長くして1つに結ってるのが1番楽で可愛いんだ」ロング派のばぁちゃんだけど、短い私を見て「短いのもいいない〜似合ってっごと」って言ってくれるのかな。見せたかったな…

そしてばぁちゃんが亡くなった1月15日の合同説明会のときに出逢った会社に、私は就職することになったよ!
第1志望で内定もらえたんだ。ばぁちゃんのおかげ。ぎらっぎらのパワー与えてくれてたんだね、きっと。
「一生懸命な姿が印象的でした」って特別選考招待カードもらったんだもん。 
こっちは世界で1番大好きなばぁちゃんの訃報を聞いて人生どん底だというのに。参っちゃうね。

そして無事就活終えたから、来週からまたチアに復帰するんだ☺︎︎
あ、そういえばね。お姉ちゃんはばぁちゃんみたいになりたくてフラダンス習い始めるって言ってたよ🤭「身体動かすのは大事だぁ、いつまでも背筋ぴーんとしてらっちゃのは、ダンスのおかげだぁ。あんだもダンスするようになってからよく笑うようになってよがった」
よく言ってたよね。
私も大学卒業しても、社会人のチアダンスチームに所属して活き活きしてたいな。

春夏秋冬、それぞれの季節でばぁちゃんの料理の大好物があった。でももう食べられない。自分で再現できるようになるしかないなぁ。レシピも何もないけど、肥えた舌を頼りに頑張ってみっかな!

今でもふとしたときに涙が溢れるよ。ちっちゃな手帳型のばぁちゃんの写真を見ると「、、可愛い。育ててくれてありがとう大好きだよ」口から出るのはいつも決まってこの言葉。
どんなに伝えても伝えきれない感謝の気持ちが溢れて止まないです。

ばぁちゃんの孫、ばぁちゃんに育てられた私は愛嬌たっぷり、素直で優しいみんなから可愛がられる良い子に育ちました。
自信を持ってばぁちゃんの分まで人生楽しむからね〜!ずっとずっと1番近くで見守っててよ。私からの一生のお願いです。😌
「いっぱい働いてその分いっぱい遊べ」「見てる人はどっかに必ずいんだがら」「結婚したら戦争だ、今のうちにいっぱい遊べ」
んだんだ。

今日もじぃちゃんと手を繋いで微笑みあってゆっくり安らかにお休みしてね。だいすき❤︎                                                                   

「あのときのあの苦しみも
あのときのあの悲しみも
みんな肥料になったんだなあ
じふんが自分になるための」
一日一日大切に笑顔でありますように(ばぁちゃんの手書き)

一人暮らしを始めたときにダンボールの中に入ってたばぁちゃんからの贈り物の言葉を添えて。

まとまりのない今は亡き祖母へのお手紙を最後まで読んでくれてありがとうございました🧸💌
そんなあなたも、明日1日、笑顔で過ごせますように!ゆるーく楽しく生きていこうね‎🧡🪄🫧

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