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現在地(清水‐藤枝)

2024.6.8  明治安田J2リーグ
第19節 清水 1-0 藤枝
北川航也
1位

こんにちは。
メンタルコーチ 兼 清水サポのLilyです。

約1ヶ月ぶりのグリーンシート(無失点)
最後まで集中を切らさず
戦略に徹した清水の勝ちといったところ。

やはり藤枝は手強かったですね。

とはいえ、清水の選手たちも
去年喫した敗戦の悔しさを
忘れてはいなかったと思います

1,勝ち点計算はするな!

首位ターンにホッとしているかもしれませんが
折り返し地点ではあるが次の試合はすぐ来る、
という状況です。

確かに試合が一巡し
節目のような雰囲気になっていますが
むしろここからが忙しく
週中には天皇杯、
週末にはアウェイ2連戦が控えています。

とてもじゃないが
呑気にしている場合ではないです。

もし、一息つきたいなら
7月の中断期間でしょう。

おそらく選手には連休が与えられるだろうし
試合もないので戦術に集中した練習も
可能になります。

さらに、現時点で2位長崎は1試合未消化なので
その場合、相手チームに+3して
計算するのが鉄則。

つまり勝ち点差は1

(自分たちは)勝つだろう
(相手は)負けるだろう
という「どうせ」「きっと」に基づく勝ち点計算は
1番危険です。

私は基本勝ち点計算をしません。
気にするのは常に今の状況だけ。
皮算用を始めた途端に
おかしくなるのが目に見えているからです。

去年はそれが顕著でしたから。

状況に拘らず、目の前の試合に
勝つために準備をする。

それに尽きます。

2,チームとして熟成するために

いい選手、いい監督が
いいチームづくりには必須ですが
それだけで強くなるかといったら
そうではない、というのが
現在のスポーツ界での常識。

そもそもいい監督とは?
という話を始めたら、
ロティーナ監督など、
名称と呼ばれる監督が次々に
エスパルスに来たにも拘らず
結果どころか退任に追い込まれているのが
その何よりの証拠。

メンタルコーチとしての個人的な意見ですが
大事なのはチームワークだと思うのです。
(チームの仲がいいということではありません)

もちろん、選手の能力、
監督の手腕も大事ですが

チームワークがないチームでは
それが発揮しづらくなる。

荒れた土地に高級な種を蒔くような感じ

チームワーク、すなわち土を豊かに
整えておけば適切に水をやれば種から芽が出る。

土から栄養を得て、どんどん成長する。

そもそもチームワークってなんだ、
どうやったら良くなるんだという問題ですが
これは一言で説明できるものではありませんが
ざっくりいうとチームとしての核を
最初にしっかり作り、チームの方向性や
目標を全員で共有できている、
ということでしょうか。

私がメンタルコーチとして
チームワーク向上のためにこうしたら……
とアドバイスしても、
「それは選手の負担が」
「時間的な余裕が」など理由をつけては
難色を示すチームがあるのも事実。

私としては、始動時に多少の手間をかけても
しっかりチームを作っておけば
のちのちトラブったり
チームがうまくいかなくなったり
することがあっても、
最小限のテコ入れで立て直すことが
できると思うので
結果的には最短ルートだと思っています。

次々に試合をこなさなければならない
シーズン中にチームを立て直すのは
困難であり、余計に選手が疲弊するのは
よくご存知だと思います。

3,後半戦の戦い方

選手としてはもう1つも負けたくないのでは
と想像しています。

もちろん前半負けた
長崎、山形、横浜、山口には
ホームでリベンジしたいだろうし、
ホーム全勝を阻んだ徳島には
必ずアウェイで勝ち点3を。
そんな意気込みで挑むのではと思います。

もちろんホーム無敗は継続したいし、
後半はアウェイでも強いと言われるように
変化していきたいものです。

その試金石となるのが次の愛媛戦。
秋葉監督がどんな策を弄してくるのか
楽しみにしております。

後半戦の戦いは、
そのまま来年へとつながる戦いです。
その結果が来年の居場所および編成にも
大きく影響を及ぼすであろうことは
明らかだからです…

未来を見つつ、一つ一つの試合に
しっかり準備して臨んでいく。

後半戦はそんな体制が求められてきますね。

4,天皇杯について

戦力の底上げのための大事な戦い。

もちろん出る選手にとっては
自分の価値や能力を見せつける場。

とはいえ、今回選ばれた選手は
いろんなことを一旦忘れ思い切って
堂々とプレーして欲しいなと思います。

ここのところメンバー入りしている
高木践選手や、
藤枝戦でアイスタデビューした郡司璃来選手。
千葉寛汰選手、成岡輝瑠選手。
個人的に川谷凪選手にも期待しています!

カップ戦に敗退してしまうと、
若手選手がレンタルに出てしまったりするので
個人的にはすごく残念な気持ちなんですね。
だから天皇杯は絶対勝ち進みたい。

ルヴァン後に川本梨誉選手が
群馬へレンタルされましたが
清水で見たかったなぁというのが本音で
とはいえ、選手本人とすれば
求められたところで出場できるというのは
キャリア的にも大事なことなので。
否定はしません。
でも川本選手、戻ってきてね。

残念ながら天皇杯三菱重工長崎SC戦は
放送配信がなく、試合が見られないため、
この試合についてのメンタルレビューは
お休みになる可能性が大です。
ご了承ください。


最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

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  • 清水エスパルスを題材にメンタルを語るブログです。
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    あくまで一般論としてのメンタルを語っており
    誰が悪いとかあの時○○すべきだったとか
    ここを改善すべきだとかを
    論じるブログではございません。

  • 選手個人を挙げてメンタルを論じることはおやめください
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    というようなことはブログ内では取り上げます。
    それは○○選手のメンタルの話ではなく行動の話だからです。

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【勝利のリズムへ導くプロスポーツメンタルコーチ Lily】

・独りきりでがんばるアスリートをなくしたい
・すべてのアスリートがメンタルコーチに頼れる世界に
・すべてのアスリートに幸せな引退を

静岡市出身。お茶の水女子大学心理学卒。
清水エスパルスとサッカー、音楽が大好きです。
小~高校まで吹奏楽部。高校野球の応援にも全力。
現在は清水エスパルスのゴール裏で声援を送る生活。

将来有望とされていた若手サッカー選手が
活躍できずに引退してしまう、
そんな姿を見たのをきっかけにメンタルコーチの道へ。

現在は音楽家(プロジャズミュージシャンなど)、
スポーツ選手(サッカー、ビリヤードなど)の
サポートの傍ら、自らの音楽活動も継続。

プロスポーツメンタルコーチ
プロチームメンタルコーチ
NLPマスタープラクティショナー
音楽療法士
リトミック ディプロマA

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