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エスパルスの現在地(清水‐鹿児島)

2024.5.11  明治安田J2リーグ
第15節 清水 4-0 鹿児島
中村亮太郎
北川航也
住吉ジェラニレショーン
西原源樹
1位

こんにちは。
メンタルコーチ 兼 清水サポのLilyです。

鹿児島とのリーグ戦初対戦。
清水は毎年春のキャンプで
お世話になっています。

私も鹿児島キャンプへは
何度も足を運んでいるので
鹿児島にはとても大好きな土地。
今から夏の大戦を楽しみにしています。

4−0、スコア上は完勝です。
今まで少なかった
セットプレーからの得点も3点生まれました。

中村選手の移籍後初ゴール。
北川選手は得点ランクトップタイ。

それでもまだ足りてない。
今のままでは満足できない。
漠然としていますが、そんななにかを
感じています。

監督も仰っていましたが
飢えとか乾きとか。

それが今の連勝を支えているメンタルだと思います。

1,ピンチとチャンスは一寸の差

今回の2点目(北川選手のゴール)、
3点目(住吉選手のゴール)は、
いずれも相手GK(泉森選手)の
スーパーセーブの後に決まっています。

これは偶然ではないような気がします。

ピンチを防いで安心した瞬間を突くだとか
変なファウル判定後のフリーキックは危ないだとか
心理学的にはあるある。
アディショナルタイムに入ったとか、
あと1プレーとか、キックオフ直後だとかの、
メンタルの切れ目をわかっているかどうか。

そういうちょっとした転換点では
集中が切れやすいから。
そういう時こそ、声を掛け合って
より集中しないといけない。

そういう転換点で集中を切らさず
次のプレーが大事、とわかっているかいないか、
それが勝敗を分けたりする。

今まではそういうところで失点する側だった。

今は、と思うとやっぱり選手が
頼もしく見える。
メンタルも成長してる。

2,乾貴士選手復帰間近

乾選手が練習試合に出ました。
公式戦への復帰の道筋も
見えてきた感じです。

乾選手の行動について
気になっていることが1つ。

乾選手は試合に出られていない間も
ホーム戦では必ずピッチサイドに立っています。
ロッカールームにもいます。

必ずしもこれが正解という
訳ではないのですけれど、
これってチームの流れについていく
ためには、とても意味があると思います。

実際の試合の中では
うまくいくこともいかないことも
あると思いますが、
その場にいた選手しか感じられない
些細なことも多く発生すると思うのです。

例えば後日、ミーティングで
「この場面はこうした方が」
という話を聞いても
実際そのロッカールームの空気感とか、
やりとりはもっと多いはずで、
後から話されるのは結論のみと
なってしまうことが多い。
話しても大まかな流れくらいです。

そこでどんな葛藤があったのか
みんながどう折り合いをつけたのかは
ミーティングでは100%伝えきれません。

だからこそ、出られない間も
チームの側にいる。
チームの流れに
遅れを取らないように。
些細なことも見逃さないように。

プレーできるようになって
ピッチに戻った時に
同じ感覚でついていけるように。

ここからは私の想像ですが
乾選手がそういう些細なズレすらも
違和感に感じてしまう人だからではないかなと
そんな風に想像しました。

3,試合感を落とさないイメトレ

ところで、もしあなたが
怪我をして長期離脱になってしまった時に
ぜひやってほしいのが、
イメトレ、つまりイメージトレーニングです。

イメトレをしている人としていない人では
ピアノの上達が違うという研究があります。
なので、私は試合に出られていない選手には
試合勘を落とさないイメトレを
おススメしています。

イメトレをやったことがある人もいると思いますが
あまり効果がないと感じているのであれば
それはやり方が間違っているからかも?
と思います。

何かをイメージするだけと
思っていませんか?

試合勘を落とさないためにやるイメトレは
かなりハード。

試合(映像でも可)を見ながら、
自分がピッチにいるイメージを作る。
TVゲームをやっているかのように、
自分の分身をピッチの上に立たせて
それをコントローラーではなく
頭(脳)を使って動かす。

一つ一つのプレーに対して
自分だったらどう動くか
どうカバーするか、次どこに出すかなどを
目、耳、触感などの感覚を使って
リアルにシミュレーションするのです。

もちろん、イメトレなので頭の中で
行うのですが、
実際に動いた方が楽だと感じるくらい、
やってみるとしんどいそうです。

実際にやっている選手によると
本当に試合をしたくらい疲れるのだとか。
人によっては汗をかいたり
息切れしたりするらしいです。

でもそのくらいやって初めて、
試合勘を落とさずに
長期離脱を乗り切れるんでしょうね。

4,エスパルスの現在地

昨年度J1チームだった横浜FC。
間違いなく大一番です。

エスパルスは去年に比べれば
格段に良くなっていると思いますが、
その現状を確認するにも
いい試合になると思います。

相手がどうとか、
日程がどうとか
そういうのに関係なく
目の前の試合に全力というのが
今のエスパルスのいいとこだけど

やっぱり気にはなるものです。

相手チームの記事などを読むと
やはりかなりの意気込みを感じます。

ピッチの中のことは選手に任せるとして

サポーターは冷静に、
集中して、
選手を全力で後押ししましょう。

サポーターが浮つくと選手にうつる。
サポーターの緊張感も選手に伝わる。

であれば、いつも通り集中して
ホームのように冷静に
選手を鼓舞する集団でありたい。

満員のゴール裏で。

今週もいい準備をして
いい試合をしましょう。


最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

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  • 清水エスパルスを題材にメンタルを語るブログです。
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    あくまで一般論としてのメンタルを語っており
    誰が悪いとかあの時○○すべきだったとか
    ここを改善すべきだとかを
    論じるブログではございません。

  • 選手個人を挙げてメンタルを論じることはおやめください
    ただし、○○選手のあの時のこの行動が
    その後の試合の流れに影響を及ぼしてた!(かもしれない)
    というようなことはブログ内では取り上げます。
    それは○○選手のメンタルの話ではなく行動の話だからです。

  • こちらに書かれていることを元に
    チームや選手個人にご迷惑をかけるような言動は
    おやめください。

  • 特定の選手、チームに対する暴言や誹謗中傷等もおやめください。


【勝利のリズムへ導くプロスポーツメンタルコーチ Lily】

・独りきりでがんばるアスリートをなくしたい
・すべてのアスリートがメンタルコーチに頼れる世界に
・すべてのアスリートに幸せな引退を

静岡市出身。お茶の水女子大学心理学卒。
清水エスパルスとサッカー、音楽が大好きです。
小~高校まで吹奏楽部。高校野球の応援にも全力。
現在は清水エスパルスのゴール裏で声援を送る生活。

将来有望とされていた若手サッカー選手が
活躍できずに引退してしまう、
そんな姿を見たのをきっかけにメンタルコーチの道へ。

現在は音楽家(プロジャズミュージシャンなど)、
スポーツ選手(サッカー、ビリヤードなど)の
サポートの傍ら、自らの音楽活動も継続。

プロスポーツメンタルコーチ
プロチームメンタルコーチ
NLPマスタープラクティショナー
音楽療法士
リトミック ディプロマA

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