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ネガらず、ポジらず(清水‐横浜FC)

2024.5.18  明治安田J2リーグ
第16節 清水 0-2 横浜FC
1位

こんにちは。
メンタルコーチ 兼 清水サポのLilyです。

悔しい敗戦。
1点も取れずに。
この負けを、選手がどう捉えるか。
それだけです。

タイトル、どうしようかなって思ったんですよ。
最初はね、ちょっと煽ろうかと思ったけど
やめました。
矢印は自分に向けていればいい。

1,ネがらず、ポジらず

連勝は止まったし、
昇格のライバルとなるであろう横浜FC相手に
無得点で敗戦という結果に
がっかりしてしまった人もいると思います。

去年は町田からも磐田からも東京Vからも
勝ち点を取っているのに上がれなかった。
大事なのはシーズン通しての勝ち点。

必要以上にネガティブになる必要はないと
私は思います。
まだシーズンも半分あります。

かといって、まだ勝ち点差があると
ポジティブになる状況でもないと、
思います。
のんびりしていたらどんどん後ろが迫ってくる。
迫られてから焦ったら、こっちが不利です。

あえていうなら、
現実と向き合う。
ネガティブでもポジティブでもなく、
ただただ現実を見て
どうするかを考えるだけ。

修正しながら勝つ、
というのができるチームになってきているので
今回は敗戦から学ぶこともあるでしょう。

ロッカールーム内だけでなく
ピッチ内でも
自分たちで修正して戦い方を見つけられたら
もっと強くなれるね。

1年通して戦えるチームへ。
大きく崩れたり調子の波がないチームへ。
誰かが出られなくても代わりに出た人が
結果を出せるチームへ。

今のチームは
それを積み上げている途中。

私はそう思ってる。

一朝一夕でそんなのが身につくわけがない。

試合の後みんなでどんなことを話し合ったのか。
自分たちがもっと強くなるために、
こういう戦い方をしてくる相手に対して
自分たちの良さをどう出せるのか、って
どんな風に話し合ったのか。

それをもっともっと、突き詰めていけたら
絶対にエスパルスはもっと強くなると思うし、
そうならないと「先」には進めないって思うよね。

今のエスパルスの目的地は
J1に上がること、だけじゃないと思うんだ。

2,先に失点をしたとき

今シーズン、エスパルスが先に失点をしたのは
熊本、長崎、山形、横浜FC。

熊本は逆転勝ちしましたが、
長崎、山形、横浜は敗戦しています。

熊本は開幕戦だったので、
あまり参考にならないかなと思います。

と思うと、逆転勝ちがまだないとも言える。

たとえ先に失点しても
こっちがそれ以上に点を取ればいいんだから、
うちならそれができるはずだよね
というメンタリティをもって
落ち着いてゴールを狙いに行くという
ことができるようになるといいなー。と。

先制点をとれた時に勝つのは
かなりの確率でできるようになったので
次は先制点を取られても逆転できるメンタリティ。
状況をひっくり返すメンタル。

賛否いるのは承知しているけど
秋葉監督はとても基礎を大事にする人
そしてエスパルスの選手を信じてくれている人

じゃないかと思ってます。

後45分ある、最後の最後に
逆転していればそれでいい
最後まで落ち着いて攻めろ
そんなことを仰っていました。

秋葉監督が選手のメンタルを変えるように
去年からしつこいくらいに言い続けていることが
少しずつ、形になってきてる、
私はそう感じてます。

基本をおろそかにしないこと
リスクマネジメントすること
我慢強く自分たちから崩れないメンタルを
選手の根底に植え付けようとしていること

今回はそれがまだまだで負けてしまったわけだけど
それはイコール伸び代でもあるわけです。

3,負けたときやること

今日の結果に納得している選手はいないはず。

勝ってるときは楽しくやれる。
それは当たり前。

負けた時にどうするか。

私は何かうまくいかない時の反応として、
大きく分けて4パターンの反応が
あるのではないかと思っています。

「何かのせいにして怒りを向ける」
「自分の力不足と落ち込む」
「もっと強くなれば勝てる、と練習する」
「どうやっても無理、と諦める」

もちろん悔しくない人なんていないと思いますが
今までは負けても
「うちも精一杯頑張ったけど、
相手の方がうまくできてたから、仕方ないか―」
というように受け入れていたような気がする。

今は多分違うだろう。
選手は勝つ喜び、勝ち続ける楽しさを
知ってしまったから
多分相当悔しいと思う。

それを受け止めて
「次は負けたくない」
って立ち向かっていくのが、
一歩進んだ強さだと思うんだよね。

具体的にはただひたすら
「どうしたら勝てるか」
を突き詰めていくだけなのです。

個人としても、チームとして。
だから、試合の後、いっぱい話せ。
落ち込んで下向いて黙り込んでいたって
何も解決しない。

今回のREALは短めで静かだったと思うけど
それは、選手が個人個人考えていたから
だと思うことにした。

翌週の練習とか練習試合とかで
考えたことを、言い合って、ぶつけあって、
最善を見つける。それだけなのです。

監督やコーチ陣が解決策を見つけるのも
大事だけど、選手自身が考えて変わっていかないと
もっと強いチームにはなれない。
そろそろ、その段階に踏み込んでいってると
私は思ってます。

同じ相手に2度負けることはしたくない。
選手たち、きっとみんなそう思っている。

といいなと思います。


4,ふるまい方に人となりが出る

勝った時は相手を労われ。
負けた時は負け惜しみを言うな。

私があるラグビー選手に言われた言葉です。

勝っても、相手を見下すようなことは言うな。
相手へのリスペクトを忘れるな。

負けた時、不満や文句を言うな。
負け惜しみを言っても、何も得られない。

悔しくて何かを言いたくなる時、
ぐっと心の中に押し込めて黙る。

それでも帰り道、
仲間に愚痴をこぼすこともあるけれど
基本的には言いすぎないようにしよう、
って決めている。

言ったからといって
結果が覆る訳ではないし
この一戦をやり直せるわけでもない。
勝敗を分けるような誤審があったとしても
試合が成立してしまうのがサッカー。

だとしたら、その分の労力を
別のことに使う。

次に勝つための方法を考えるために使う。
その方が有意義だ。

試合の後、対戦チームのサポーター同士で
SNS上とかで言い合っているのを時々見かける。

正直、不毛。

負けたチームのサポーターが
あれこれ言うのは負け惜しみでしかないし
勝ったチームのサポーターが
あれこれ言うのはリスペクト精神のない人
ってことだし。

そう言うの見かけても、
ああ、そうなんだな。ってスルーするのが
1番です。

あとスタジアムで相手選手から煽られても
ブーブー反応しない。
相手を喜ばせるだけですよ。
その分の声を愛する選手に向けよう。

うちの選手たちはみんなリスペクトがあって
いい子達ばかり。
私はエスパルスの選手を誇りに思います。


最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

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  • 選手個人を挙げてメンタルを論じることはおやめください
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    それは○○選手のメンタルの話ではなく行動の話だからです。

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【勝利のリズムへ導くプロスポーツメンタルコーチ Lily】

・独りきりでがんばるアスリートをなくしたい
・すべてのアスリートがメンタルコーチに頼れる世界に
・すべてのアスリートに幸せな引退を

静岡市出身。お茶の水女子大学心理学卒。
清水エスパルスとサッカー、音楽が大好きです。
小~高校まで吹奏楽部。高校野球の応援にも全力。
現在は清水エスパルスのゴール裏で声援を送る生活。

将来有望とされていた若手サッカー選手が
活躍できずに引退してしまう、
そんな姿を見たのをきっかけにメンタルコーチの道へ。

現在は音楽家(プロジャズミュージシャンなど)、
スポーツ選手(サッカー、ビリヤードなど)の
サポートの傍ら、自らの音楽活動も継続。

プロスポーツメンタルコーチ
プロチームメンタルコーチ
NLPマスタープラクティショナー
音楽療法士
リトミック ディプロマA

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