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今季二度目の逆転勝利(清水‐徳島)

2024.9.18  明治安田J2リーグ
第29節 清水 2-1 徳島
ドウグラス タンキ(2)
2位

こんにちは。
メンタルコーチ 兼 清水サポのLilyです。

台風で延期になった29節の徳島戦。
平日になったため応援に行けなくなった
サポーターも多かったと思いますが
蓋を開けてみれば400人以上の大声援。
「今季2度目の」逆転勝ちです。
勝てないと言われ続けたアウェイで
これを成し遂げたのがでかいです!

1,ジンクスはもう気にしない

思い切ったターンオーバーを仕掛けてきた
秋葉監督。

前節から7人を変えてきましたが
不安感より期待感の大きい試合前でした。

連戦の平日ナイターアウェイ、
決して楽な試合ではありませんでしたが
1点ビハインドからのタンキ選手の2ゴールで
逆転勝ち!!

私は前も、開幕戦の逆転勝ちは
ノーカウントだと書いたんですが、
逆転勝ちしたという記憶が遠すぎて
サポーターも忘れている人が多かった様子。

数字としては残っていますが、
開幕という特別な雰囲気で
オウンゴールでの勝利だったので
次に逆転勝ちしてこそ本物だなーと
思っていたのですが、
なんと半年以上もかかってしまいました。

仙台戦で同点に追いついたものの突き放され、
次は逆転したい、と思ったんですが
基本エスパルスは先制しがちなので
徳島に1点取られた瞬間
今日こそやったれよ!
と思ったんですよね、ここだけの話。

そして、後半の選手交代で
スピード感が上がった両チーム、
徳島に先手を打たれたものの、
出場した選手がそれぞれに見せ場を作り
見事逆転に成功。

この逆転の持つ意味、
もちろん自分がメンタルコーチとして
選手たちの目の前にいたら、
過去の結果なんて、関係ない
数字なんて、当てにならないんだから
と話していると思いますが

現実問題として、
やっぱり数字が気になってしまうのが
人のこころというものでして。
ホームでまだ負けていないとか、
アウェイで勝ちが少ないとか、
先制されると勝てないだとか、
そういうデータや外野の言葉に
追い込まれてしまうのもまた事実。

そういう意味では、
今回アウェイで先制されたけど
逆転勝ちをしたんだという「実績」が
選手たちに自信を与えてくれるというのも
また事実なんです。

データに左右されない
自分たちの力で変えられる。
そう、信じる術ができたんです。

2,試合の注目度

正直、延期になった時には、
「これが吉と出るか、凶と出るか」
という一抹の不安がありましたが

結果的に、吉となりました。
これは結果だけの話ではなく、
もうひとつ、こんな効果もあるかなと
想像できます。

平日開催唯一のJ2戦ということで
注目して観ていた方も
多くいたのではないでしょうか。
裏ではカップ戦が行われていましたので
そちらを見ていた方もいると思いますが。

注目された試合は
清水の逆転勝ちということになり
見ていた人たちにかなり強烈なインパクトを
残したと思います。

清水の選手たちに自信を与えるだけでなく、
これから対戦するチームの
選手やサポーターへ与えた、
逆転勝ちもできる清水、というイメージが
これからじわじわとボディーブローのように
効いてくれたら面白い。

そんな簡単にはいかないとは思いますが
少しだけ、いざって時に脳裏によぎる程度の
効果があるかもと思います。

3,チームの雰囲気

この時期になって
交代選手がしっかり仕事をする

先発の選手がゲームを作る

エースが得点をとる

そういうチームに勢いを与えてくれる話題が
毎回何かしらあるというのは
ありがたいことです。

なにより勝ちが先行していることが
選手に自信や一体感を生み出しているのも
あるとは思いますが、
誰かの得点をみんなが喜ぶ
誰かの活躍に誰かがありがとうという
そんな姿も見られます。

もちろん90分の中でミスもあります。
この試合の中でも何回かあり、
もちろんゴールを喫したシーンもそうですが
そのままシュートまで持ち込まれたシーン
奪い返したけれどそのまま行かれたら危なかったシーンなど
ドキッとさせられる場面がありました。

もちろん、ミスはない方がいい。
けど、どうしても起こってしまう。
そういったシーンについては
試合後、チーム内で
修正、改善していただくとしても
問題はその試合の中でどうするか。

問題が起こった時に、みんなでカバーする。
お前のミスは俺が取り返す。
というような、誰かではなく
エスパルスという全体で物事を考える
という雰囲気は大事です。

清水エスパルスという旗の下に集まった
サッカーのプロたちが1つの目標に向かって
一致団結する、みたいなところを
残りの試合でも見せてほしいなと思います。

奢らず。
慢心せず。
油断せず。

1戦1戦を戦う集団に、なってほしいです。

4,藤枝戦

お隣ということもあり、
また前回対戦のアイスタでは
清水が去年の反省を活かし
徹底的に対策して勝利したため
今回対戦では藤枝側もかなり気合が
入っているようですね。

生憎の天候になりそうですが
集中した戦いをしたいものです。
他のチームの成績は関係なく
ただ自分たちが前に進むこと。

この後の試合、1つも楽なものはありませんし
全ての試合で、勝ち点3を取りたい。

後いくつ勝てば、
今日勝てば、
という「たられば」は
余計な緊張もしくは余計な油断を
生じさせるものなので

選手たちがインタビューで言うように
「矢印を自分に向ける」
「目の前の試合1つひとつを勝てるように準備する」
というスタンスで臨みたいです。

それらは、当たり前のようでいて
できない人が多いということです。

できない人が多いから、
みんな口にするのかもしれません。

自分に目を向けてみて
果たしてそれができているか。

改めて考えてみてほしいテーマですね。


さぁ、藤枝戦。
チームの目標に向けて、
クラブの目標に向けて、
去年、足止めを食らった藤枝の地で
今度こそ1歩前進できるか。


連戦、天候、雰囲気、他のチームの勝敗。
どんな雑音にも惑わされず
どんな状況も跳ね返し
ただ勝利だけを目指して。


最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

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【勝利のリズムへ導くプロスポーツメンタルコーチ Lily】

・独りきりでがんばるアスリートをなくしたい
・すべてのアスリートがメンタルコーチに頼れる世界に
・すべてのアスリートに幸せな引退を

静岡市出身。お茶の水女子大学心理学卒。
清水エスパルスとサッカー、音楽が大好きです。
小~高校まで吹奏楽部。高校野球の応援にも全力。
現在は清水エスパルスのゴール裏で声援を送る生活。

将来有望とされていた若手サッカー選手が
活躍できずに引退してしまう、
そんな姿を見たのをきっかけにメンタルコーチの道へ。

現在は音楽家(プロジャズミュージシャンなど)、
スポーツ選手(サッカー、ビリヤードなど)の
サポートの傍ら、自らの音楽活動も継続。

プロスポーツメンタルコーチ
プロチームメンタルコーチ
NLPマスタープラクティショナー
音楽療法士
リトミック ディプロマA

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