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勝ちに飢えている(清水‐群馬)

2024.5.6  明治安田J2リーグ
第14節 清水 3-0 群馬
西澤健太
ドウグラス タンキ
北川航也
1位

こんにちは。
メンタルコーチ 兼 清水サポのLilyです。

最初に、
清水のサッカーのため、またエスパルス顧問としてご尽力された
勝澤要氏がお亡くなりになりました。
選手は喪章をつけてのプレー。
勝澤氏に捧げる勝利となりました。
ご冥福をお祈り申し上げます。

6連勝!
秋葉監督の
「壊れる時は一瞬。積み上げたものが大きいほどもったいないという気持ちも大きくなる」
という言葉が重く感じられる。

今日は特に2を読んでください(笑)
大事なことです。
試合に出てない時にできること。やるべきこと。
を書いてます。

1,好循環と悪循環

回り始めた。

西澤選手の活躍、
タンキ選手にもゴールが生まれた。

ターンオーバーで勝てた、
代わりに出た選手が結果を出したのも大きい。

いつもベンチにいる選手が結果を出す。
それをレギュラーの選手たちが喜ぶ
それを見て、ベンチ外の選手たちも
俺もやれると思うようになる。

なにより、チームの雰囲気がよく感じられる。
もちろん想像でしかない。
動画で見れるものや三保の様子などで
慮るだけのこと。

みんながたくさんコミュニケーションをとっているし
お互いへのリスペクトも感じられる
試合中厳しく言い合っているのに
ホイッスルがなると途端に全員が笑顔になる。

監督の選手への信頼も感じられる。
信頼しているからこそ要求する。
信頼されているからこそ要求に応えたくなる。

選手のお子さんが勝ちロコを覚える
楽しそうな笑顔を見て
お父さんもっと頑張ろうと思う。

これもみんな、サイクル。

いいチームになってきたじゃないか。


2,選手の立ち位置

選手によって、その立ち位置は違う。

多く試合に絡めている選手
少しだけど試合に出ている選手
主にベンチが多い選手
ベンチに入れるかギリギリの選手
がんばってはいるがまだまだ試合には出られない選手

例えば、今活躍している選手たちの
数年前を思い出してみる。
全然試合に絡めてなかったなぁとか
そういうことを思い起こせば、
その絡めていなかった時期をどう過ごしたか
どんなメンタルで練習に取り組んでいたのか
それがかなり大きな意味を持つと思う。

きっとその時期、
かならずいつか試合に出て活躍する自分を夢見て
練習を頑張ったり
先輩にいろんなことを教わったり
試合を見て研究したり
そんな毎日の積み重ねがあったからこその今の輝き。
だと思うわけです。

だから今試合に出られていないことを
あれこれ思い悩む必要はないと思う。

試合に出られない選手にできること。

①毎日の練習を一生懸命やる。
自分が試合に出てどう役に立てるかを考えながら。
②試合に出ていなくてもチームの一員であることを
自覚している。他人事にしない。
③ミーティングも「もし自分がメンバーだったら」の意識で参加する
④チームがいい状況になるようにサポートする

②、③が欠如している選手は急に出られた時
何をすればいいのかわかっておらず、チームの和を乱してしまう。
④そういうメンタルで動ける選手は周りから応援される。
なにより、チームがいい状況になった方が自分が出られる確率が上がる。
これは結構勘違いしている人がいるんだけど、
まわりまわって結果的にはそうなるから、意識してみてほしい。
間違ってもレギュラーの足を引っ張ろうとかしてはいけない。
①は言わずもがな。

もちろん中堅、ベテランと言われる年になれば
出れていないことを焦る気持ちも生まれるだろう。
不満も募るかもしれない。

その気持ちは痛いほどわかるが、
そういう風に焦れば焦るほど、不満を募らせるほど、
結果良い環境にはならない。

そういう空気というのはなんとなくにじみ出るものだから。
そういうのは態度に表れてしまう。
それは、絶対にプラスにならない。

極端な例だけれど、
不満を態度に表しながら
「なぜ俺を試合に出さないんだ!」と監督と言い争う選手と
どうしたら自分が出られるのかと考えながら
地道に練習を頑張る選手、
あなたが監督だったらどちらに任せたいかということだ。
自分の戦術を、どちらか理解してくれていると感じるかということだ。

ただ頑張ればいいというものでもないけれど、
我慢して黙ってやれと言っているわけでもないのだけれど
特にサッカーはメンタルが大事なスポーツだと
私は思っているので

チームの約束事を守ってチームのために動く
もちろん自分の成長も毎日追求している
仲間の成功を自分のことのように喜び
更にそれを自分の成長のための原動力にできる

そんな選手は、自然と伸びていくもんなんだよなぁ・・・

これは清水の話をしているわけではなくて、
一般的なスポーツチームの話なので、
もしお子さんがレギュラーになれないって
心配している保護者の方とかも、
それを意識させてあげてほしいんだよね。

3,ゴールを決めた3選手

①西澤健太選手

北川選手と同じく、エスパルスに対する
愛情を強く感じる選手。

立ち居振る舞いを見ていると
人としても愛情深いのだなぁと思う。

前回の栃木戦で途中出場し
最後の時間、自分で打つこともできたのに
サイドに流して時間を使うことを選択。

吉田選手に「えらいねぇ」って褒められていたけど、
まぁその伏線があってのこのゴールだなと

しかもまぁあっさりさっぱり決めてくれるじゃんよと
そんなことを思いながらDAZNをリピートしています。


②ドウグラス タンキ選手

日本でのキャリアをスタートしたのが群馬。

その群馬での凱旋試合でゴール。
いや持ってるわ。
というのが第一印象。

選手によってだけれど、
そういう試合に逆に気合が入りすぎて
空回っちゃう選手と活躍する選手といる

タンキ選手はどうやら後者らしい。

まず清水での初ゴール。
これから量産たのみますよ。

ゴール後、みんなに祝福されながら
なんだか照れたような嬉しそうな顔で
あの大きな体を小さくして喜んでいるのが
なんとも好印象。

試合後群馬のゴール裏へ行って
感謝のメッセージを伝えていたらしい。

タンキ選手いいやつだなー。
清水でもっともっと幸せになってほしい。

③北川航也選手

多くを語る必要がない選手。
だから少しだけ語ると。

今節ベンチスタートって見た時に
「あ、今日ゴール決めそう」
ってなんとなく思った。

出てきて、2本惜しいシーンがあって
その後北川選手のチャントを歌いながら
「あ、次決まるわ」
ってなんとなく思った。

そしたら決まった。

ランキングも2位に上がって
周りから警戒されてくるので
これからが正念場。

だけど今の北川選手からは
そういうことすらも関係なしに
覚悟を決めている感じが伝わってきますね。

4,勝利を渇望する

今の選手たち
おそらく「勝ちに飢えている」

想像だけど6連勝で満足していないはず。
満足してたら連勝は終わるから。

自分たちの成長や変化を
毎試合感じて
もっと強くなりたい
もっともっと勝ちたい

そんな風に突き動かされている

のではないかなと想像する。

前回も書いたけど
相手が○○だから
前回負けたから
とかいう理由を
今まではモチベーションにして戦ってきた。

けど、最近はただ目の前の試合に向かって
「勝ちたい」という気持ちで戦う。
そういうチームになってきているような気がする。

勝ってもまだ上に行きたい。
貪欲に勝利を欲する。
そんな集団になりつつあるのではないか。

90分やりきって
心の底からあふれる笑顔は何物にも代えがたし
選手たちの充実っぷりがそこに表れている。



さて、次節は鹿児島戦。今年昇格してきたチームです。
リーグ戦で試合するのは初めてですね。
(鹿児島キャンプのニューイヤーズカップで対戦したことはある)

あれから8年?経っていますんで
どうなるかはわかりませんが、
今まで対戦したチームのことを考えれば、
モチベーション高く向かってくることは容易に想像できる。
きっと分析班やコーチ陣がしっかり対策してくれるはず。
そしてそれを選手がピッチで表現してくれるはず。

サポーターは気を引き締めて。
いい雰囲気を作りましょう。

One Familyで後押しを!!


最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

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  • 清水エスパルスを題材にメンタルを語るブログです。
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    論じるブログではございません。

  • 選手個人を挙げてメンタルを論じることはおやめください
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    というようなことはブログ内では取り上げます。
    それは○○選手のメンタルの話ではなく行動の話だからです。

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【勝利のリズムへ導くプロスポーツメンタルコーチ Lily】

・独りきりでがんばるアスリートをなくしたい
・すべてのアスリートがメンタルコーチに頼れる世界に
・すべてのアスリートに幸せな引退を

静岡市出身。お茶の水女子大学心理学卒。
清水エスパルスとサッカー、音楽が大好きです。
小~高校まで吹奏楽部。高校野球の応援にも全力。
現在は清水エスパルスのゴール裏で声援を送る生活。

将来有望とされていた若手サッカー選手が
活躍できずに引退してしまう、
そんな姿を見たのをきっかけにメンタルコーチの道へ。

現在は音楽家(プロジャズミュージシャンなど)、
スポーツ選手(サッカー、ビリヤードなど)の
サポートの傍ら、自らの音楽活動も継続。

プロスポーツメンタルコーチ
プロチームメンタルコーチ
NLPマスタープラクティショナー
音楽療法士
リトミック ディプロマA

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