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勝利からしか得られない栄養がある(清水‐いわき)

2024.4.13  明治安田J2リーグ
第10節 清水 3-2 いわき
ルーカス ブラガ
乾貴士
北川航也
1位

こんにちは。
メンタルコーチ 兼 清水サポのLilyです。

アウェイ連戦、お疲れさまでした。
いやほんとに、つかれた・・・



1,試合前からのおさらい

懸念事項は3つ。
首位に立ったこと、
去年大勝している相手ということ、の理由から
練習や試合への入りが緩くなって
しまわないかという事が1つめ。

また、2点取った時点で
去年のことが頭をよぎった人は
多かったはず。
そこで安心してしまわないか。が2つめ。

さらに、1点差で迎えたアディショナルタイムで、
しっかりと守り切れるかどうか。が3つめ。
徳島戦のようなことはもうあってはいけません。

1つ目の心配事は杞憂だった様ですが
2点取ってからの清水のプレーは
去年のように畳み掛けていくような
そういう感じではありませんでした。

ですが、それは清水がというよりは
いわきさん側に違いがあったかなと思います。

去年はとにかくガムシャラに向かってくるけれど
清水の選手たちにいなされて、
失点を重ねるという雰囲気でしたが
今年は2失点した後に
しっかりと対策してきていました。
これ以上はやらせないという
空気がありました。そのせいかなと思います。
上から目線に聞こえたらごめんなさい。

ロスタイムの過ごし方については、
最後の最後はあわやという感じもありましたので
できれば1点差の時には
もう少し、上手く時間を使うというか
自分たちでボールを支配して余裕を持って時計を進め
相手を焦らせるような感じに
なれたら安心ですよね。
できれば相手陣内でプレーしてほしい。

とはいえ相手も必死でしたから、
とにかくよく守り切ったなと思います。

2,言うからにはやる、という仕組み

この試合、キャプテンの北川選手が
素晴らしかったというのは、ほぼ全員が
知っていると思います。

2アシストの北川選手のゴールを見て
実況か解説の方がプレゼントというワードを
使われていましたが、
実際に、ゴールはご褒美という言い方を
する選手は他にもいて、
アシストや、チームのために動く選手のところには
必然的にボールが集まりやすくなるので
ゴールも取りやすくなるのだそうです。

心理学で言えば返報性の原理とか
そういうものが働きそうですね。

ですが、今回の話題は北川選手ではなく
同じくらい素晴らしかった
山原怜音選手についてです。

今年副キャプテンに任命された山原選手。

試合でキャプテンマークを巻く機会も増え、
あくまで外から見える範囲ではありますが、
責任感のようなものが増しているように感じます。

試合中、試合前後、またハーフタイムなどでも
怜音選手の声はかなり聞こえるようになっていて
それだけでも素晴らしい成長だと思うのですが
ここに大事なメンタルの秘密が隠れています。 

キャプテンなどの役割を与えられると
責任感が増したり、積極的に
周りを引っ張ろうとする行動をとるようになる。

それは以前北川選手の時に書きましたが

それと同時に、人に指示を出すことで、
自分自身の行動への整合性が
求められるようになります。

つまり、例えば、
「球際もっと強く行こう」
と他の選手に指示した場合、
言った本人が球際強く行っていないと
「なんだよ」「人のこと言ってる場合かよ」と思われてしまいます。
つまり球際を強く、と他人に指示をしたことで
自分自身も強くいくことを
無意識下で自分に課していることになるのです。

そして怜音選手においては、
誰に対してかはわかりませんが、
すぐ諦めないでもう一度プレスをかけに
行かなきゃと指示を出していて、
その言葉が、68分の自身の
ライン際での攻防を呼び、最終的には
北川選手のゴールにつながったんだと思います。

天晴です。

3,勝利からしか得られない栄養がある

練習や知識を積み重ねて得られる自信。
でもその自信は揺らぎやすい。
勝利は、その頑張ってきたこと、積み重ねてきたことを
「肯定してくれる」

それが、自信を加速させてくれるなによりの栄養。

だから、勝ちながら修正していくという
今の循環は、決して悪くない。

今のエスパルス、
決して磐石ではないし
無敵なんてもんでもない。
えっ、今日どうしちゃったの?
というような日もあるし

正直このいわき戦も、
2点取るまではよかったけれど
のこり80分はいわきの方が勢いがあった。

こちらももう少し取れそうな場面もあったけど
それ以上にとられそうな場面の方が
多かったように思う。

いやそれでも、ゴールを割らせない
私たちの守護神とディフェンス陣が
すごいってことなんですけどね。

相手が思うようにはやらせない。
そんな風にやれたら、
かなり落ち着いて見ていられるんですが。

4,選手の疲労が心配

とりあえず1週間空くけど、
そのあとルヴァンも入ってきて
GWまで連戦。

いわき戦の終了時の選手たちの様子
いつものようにやったー!って感じじゃなくて
やっと、おわったー・・・
っていう、まぁうちらと同じような表情をしてた。

とはいえ、ある元プロ選手に聞いたら
「疲れてたって、それをやるのがプロだから」
と仰っていましたんで、私は信じたいと思います。

まずは身体と心と頭も休ませて
スッキリクリアに練習再開して
次の仙台戦に向けて頑張ってください!!

次はアイスタに帰れます。
私たちの大声援で後押しができます。
それが少しでも選手の力になれば。
アドバンテージを作ることができれば。

アイスタの無失点連勝は止まりましたが
また始めればいい。ここからまた、
無失点連勝を重ねていきましょう!!

6連戦。楽な闘いは一つもないと思います。
やるだけです。
まずは仙台。


最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

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【勝利のリズムへ導くプロスポーツメンタルコーチ Lily】

・独りきりでがんばるアスリートをなくしたい
・すべてのアスリートがメンタルコーチに頼れる世界に
・すべてのアスリートに幸せな引退を

静岡市出身。お茶の水女子大学心理学卒。
清水エスパルスとサッカー、音楽が大好きです。
小~高校まで吹奏楽部。高校野球の応援にも全力。
現在は清水エスパルスのゴール裏で声援を送る生活。

将来有望とされていた若手サッカー選手が
活躍できずに引退してしまう、
そんな姿を見たのをきっかけにメンタルコーチの道へ。

現在は音楽家(プロジャズミュージシャンなど)、
スポーツ選手(サッカー、ビリヤードなど)の
サポートの傍ら、自らの音楽活動も継続。

プロスポーツメンタルコーチ
プロチームメンタルコーチ
NLPマスタープラクティショナー
音楽療法士
リトミック ディプロマA

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