おばちゃんは一言多い
セルフレジが増えてきたり、タイムパフォーマンスが問われたり。コロナ禍を経て、とにかく無駄を減らそう、省エネで(自身のエネルギーを温存して)いこうというムードを感じる。
会計はタッチ決済で、チャチャっと。
レジ袋、ポイントカードへの返答は「大丈夫です」の一言で集約。
そんな中、おばちゃんは違う。
混んでるなー
暑いわねー
小銭ばっかりたまるから財布が重い
全部10円で払えるわ
今日娘が孫を連れて帰ってくるの
この間この商品買ったらめちゃくちゃよかったわー
これ高いなー
おばちゃんは、一言多い。
でもその一言が、コミュニケーションをうむのだと、この歳になりつくづく感じる。
する側としてはお客さんの要望を知るチャンスだし、される側としては向こうからの情報を引き出すサインになる。
そしてこの一言は、余裕がないと言えない、受け取れないものだと思う。
心の余裕、時間の余裕。
案の定、流れを遮られることで、こちらの防御力が下がる感じがするから、若い頃は苦手だった。
でも最近では「おばちゃんの一言」
見習いたいなとすら思いはじめている。
すこしは余裕がうまれたかな?
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