見出し画像

ラミナリア

2020.07.14-15

昨夜の「子宮内胎児死亡」宣告から、一睡もできず、朝を迎えました。
この日から、処置をしなければなりません。

夫は、一番大事な日に休めるようにと出社することにし、息子は実家に預けて、私は産科クリニックへ向かいました。

ある程度は予想してましたが、朝から妊婦さんがたくさん待合室で待っているのが、エントランスから見えました。

「予想どおり…きついな…」

マスクと目深にかぶったストローハットで泣きはらした顔を隠くして、受付を済ませ、待合室の奥まった隅っこの方に座りました。しかし、この日は産後1ヶ月検診の指定日だったようで、みるみるうちに、自分の周りが、新生児&ママばかりに。

「なんの罰ゲーム…?」

この光景に耐えるため、目を閉じて待つことにしました。割とすぐ名前がよばれホッとしたのを憶えてます。おそらく配慮いただけたのだと思います。

この時は、医師からの処置説明と、助産師さんから入院生活の説明でした。
私の入院計画は以下の通りです。

●2020.07.14 通院
16:00〜 ラミナリア 1回目
●2020.07.15 入院
10:00〜 ラミナリア 2回目
17:00〜 ラミナリア 3回目
●2020.07.16 入院
8:00〜 ラミナリアを抜き、メトロ(小さな水風船のようなもの)を入れる。その後、陣痛誘発剤によって陣痛を起こす。
※陣痛誘発剤を夕方まで使用し、有効陣痛がつかない場合は、いったん中止し、翌朝から再開するとのこと。
●2020.07.17 退院(予定)
−−−−−−

説明が終わり、いったん病院を出て実家にもどり、また16:00に通院しました。

●2020.07.14 通院
16:00〜 ラミナリア 1回目

経産婦ということで、私の場合は太10本が入りました。(太いのと細いのがあるようです。)私の聞いた記憶が正しければ、初産婦さんだと1回目に3本入るかどうかだと言ってました。

痛みはというと、みなさんおっしゃる通り痛いですね。助産師さん2名が左右で私の手を握ったり、「ごめんね、ごめんね、痛いよね。」って、肩や腕をさすってくれました。ありがたかったです。

続いて翌日です。

●2020.07.15 入院
助産師さんが出迎えてくれ、裏手のエレベータで、できるだけ他の妊婦さんと離れたフロアの一番端の個室に通してくれました。
(ここの産科クリニックはすべて完全個室だったので助かりました)

処置室へ向かうルートに、新生児室があるのですが、カーテンをおろしてくれてました。

10:00〜 ラミナリア 2回目
さらに、太10本が入りました。痛みは、1回目より2回目の方が痛く、気休めですが、ふぅーっと息を吐いて痛みを逃していました。

17:00〜 ラミナリア 3回目
さらに太10本がが入りました。3回目は、拷問かというぐらい痛かったです。「娘のために私ができること」の一心で耐えました。合計 太30本が入りました。(ラミナリアの本数は、初産婦・経産婦・週数などでも違うと思います。この時、私は経産婦29w5dでした。)

続きます。

お読みいただき、ありがとうございます。

lily

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?