Lily / 勝山翔太

医療と地域で健康づくり→保育で大学教員→現場にいこう認定こども園→がっつり体育専科へシ…

Lily / 勝山翔太

医療と地域で健康づくり→保育で大学教員→現場にいこう認定こども園→がっつり体育専科へシフト→軽井沢風越学園 保育者 / ダンサー 。自分自身の「したい」が軸。まずは絵本と身体を入り口にしてみる。

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  •   おすすめ絵本の紹介

    出会った絵本の記録とおすすめ絵本の紹介。

最近の記事

きっと今は“サナギ"なんだよ。

「きっと今はサナギなんだよ。サナギって一度身体がドロドロになって、新しくつくっているところ。きっと今はそんな状態。だから自分自身でも自分のことがよくわからない。」 … 子どもたちと過ごしていると、小さなことだけど毎日少しずつ育っているところがわかる。 身体的なたくましさや動作、友達との関わり、生活の自立だけでなく、目には見えないところが育つ。 言葉にならない気持ちや感情を身体いっぱい表現して、そしてぶつかりあったりしている。 ぼーっと誰かをみたり、空をみたり、土をただい

    • 絵本紹介#33「おまえうまそうだな」

      ISBN:9784591076439 作・絵:宮西 達也 出版社:ポプラ社 「…おっ!」 朝ライブラリーをうろうろしていると、宮西達也の本を発見! しかも、特に好きな「おまえうまそうだな」。 これは読み聞かせするしかない! ということで選びました。 以前紹介した「ふしぎなタネやさん」の作者と同じですね。 本を見せると、いい反応。 「あっ!こないだのタネのやつと、同じ!」 「私、それ知ってるー!映画でみたもん!」 そう、これ映画あるんです。 「映画おまえうまそうだな

      • 絵本紹介#32「ちのはなし」

        ISBN:9784834007299 作・絵:ほりうち せいいち 出版社:福音館書店 身体測定、内科検診と続き、身体が近くなったので良いタイミングかな?と思い選んでみました。 この本は母に読んでもらった本の中でも結構衝撃だった一冊。 というのも「ち」を違った視点で認識でき、『あっ、僕も生きているんだ』と感じることができるから。 特に… 懐中電灯で指やほっぺを照らすと赤く見える ドキドキと心臓の音がする など、生を感じる。 子どもたちに読んでみると、いつもと違ったち

        • 絵本紹介#31「それからのおにがしま」

          ISBN:9784265034918 作:川崎 洋 絵:国松 エリカ 出版社:岩崎書店 これが読みたくて、改めてももたろうを読みました。 さぁ、その後はどうなったのか。 ※一度、文章書きましたが消しました!これぜひ親子で、子どもたちでワイワイと。ペアでもOK! 読んでみてください^ ^ その後の鬼と人。 そして、本当のめでたしとは。 題名からの期待値が高くても良い一冊です。 その後の物語。 ぜひ、楽しんでください^ ^

        きっと今は“サナギ"なんだよ。

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        •   おすすめ絵本の紹介
          33本

        記事

          絵本紹介#30「ももたろう」

          ISBN:9784834000399 作:松居 直絵:赤羽 末吉 出版社:福音館書店 昔話といえば、ももたろう。 昔々あるところにおじいさんとおばあさんがいました。おじいさんは山へしばかりに… とお馴染みのはじまりかたは昔話のはじまりの 代名詞です。 翻作を読みたかったこともあり、改めて読むことに。 探して見つけたのが、この絵本。 水彩の絵がより雰囲気が出ていて一気に世界へ連れて行ってくれます。 加えてこの作品の特徴は、独特の擬態語と言葉のリズムです。桃の流れてく

          絵本紹介#30「ももたろう」

          絵本紹介#29「うんこ日記」

          ISBN:9784776400776 作:村中 季衣 絵:川端誠 出版社:BL出版 あさイチにうんこですか? はい、そうです。 朝だからこそ。 月曜日の朝から快調に選書した「うんこ日記」。金曜日の帰り、ある子から「月曜日に読んでほしい!」とお願いされたこともあり、読むことにしました。 早速読んでみると、川端誠さんの絵なので子どもたちもなんとなくデジャヴ。 「この絵知ってる!」 「私も見たことある!」 そうでしょう。 何冊か読んでますので!^ ^(笑) 何を食

          絵本紹介#29「うんこ日記」

          絵本紹介#28「かいじゅうたちのいるところ」

          ISBN:9784572002150 作:モーリス・センダック 訳:じんぐう てるお 出版社:冨山房 軽井沢風越学園のライブラリーには、英語版と日本語版の両方がある本があるんです。 読み比べてみて、なるほどこんな言い回しなんだね。と思いながら読むわけです(英語は苦手です)。  個人的には、比較的わかりやすい言い回しのヨシタケシンスケさんのシリーズか、「かいじゅうたちのいるところ」はオススメ。 でも、たまーに「英語わかんないからやめて!」なんて怒られたりしますが、比

          絵本紹介#28「かいじゅうたちのいるところ」

          絵本紹介#27「チョコレートがおいしいわけ」

          ISBN:9784752004653 作・絵:はんだのどか 出版社:アリス館 読むなら帰りのつどい。 そう決めていた本です。 ほぼ一日を野外で過ごし、たっぷり遊び、ご飯を食べ、もうひと遊び、そして絵本を見ながらゆったり過ごす。 やっぱり、帰るころにはお腹がすくんです。 そういえば、学校の帰り道どこかの家から漂ってくる晩ご飯のにおいで、一段と空腹を誘ってくる記憶があります。 今回はそんなこともあり、食べ物系にしてみような…と探していたところ、この本に出会いました。

          絵本紹介#27「チョコレートがおいしいわけ」

          絵本紹介#26「メチャクサ」

          ISBN:9784900656031 作・絵:ジョナサン・アレン 訳:岩城 敏之 出版社:アスラン書房 ふらふら〜とライブラリーを歩いていたら、一冊だけ少し飛びでた本が。 「メチャクサ」 なんだこれ!ペラペラめくってみると面白い。 読み聞かせすることにしました。 めちゃくちゃくさいヘラジカ、その名もメチャクサ! くさーい沼に住んでいて、ハエがブンブンとんでいる。そのくささときたら、スカンクだってかないません。 色合いといい「臭い」が漂ってきそうなはじまりです。

          絵本紹介#26「メチャクサ」

          絵本紹介#25「オレ、カエルやめるや」

          ISBN:9784896376760 文:デヴ・ペティ 絵:マイク・ボルト 訳:小林 賢太郎 出版社:マイクロマガジン社 このカエルが主人公のシリーズいいんです。 ちょっと脱力系のカエルなんですが、意思ははっきりしてるし、それにはなんとなくだけど理由がある。 そして、そのカエルの気持ちにそれぞれ違ったカタチで関わってくるキャラクターもそれぞれの言葉で語ってくれるからいいんです。 初見、題名にも惹かれます。 「カエルやめるや」 なるほど、カエルがカエルをやめたい。気にな

          絵本紹介#25「オレ、カエルやめるや」

          絵本紹介#24「からすのパンやさん」

          ISBN:9784032060706 作:かこ さとし 出版社:偕成社 かこさとしさんといえば、「だるまちゃんとてんぐちゃん」、「どろぼうがっこう」など物語もあれば科学絵本も描いています。 かこさとしさんの絵本に影響を受けた科学者や大人は本当にたくさんいるんでしょうね。 開校以降、かこさとしさんの絵本を読み聞かせたことがなかったので、本日はじめて読んでみました。 個人的にちょっとお腹がすいていたから、この絵本にしたってのもありますが(笑) 登場するパンがとっても美味

          絵本紹介#24「からすのパンやさん」

          絵本紹介#23「3びきのかわいいオオカミ」

          ISBN:9784572003331 作:ユージーン・トリビザス 絵:ヘレン・オクセンバリー 訳:こだま ともこ 出版社:冨山房 昨日、三びきのこぶたを読んだので、ストーリーが頭に残っている内に翻作を読んでみました。 題名の通り、三びきのこぶたならぬ三びきのオオカミ。 もちろん、この本ではわる〜いおおぶた(わるい豚じゃなくて大豚ってのがまたいいんですね)が登場します。 子どもたちに題名を読んだ瞬間… 「えっ?こぶたじゃないの?」 「うその本だ!」 いえいえ、これ翻作

          絵本紹介#23「3びきのかわいいオオカミ」

          絵本紹介#22「三びきのこぶた」

          ISBN:9784834000979 作:(イギリス昔話) 絵:山田 三郎訳:瀬田 貞二 出版社:福音館書店 いくつもある「三びきのこぶた」の中で1番好きな本です。 絵もタッチも好きですが、オオカミとのやりとりや結末まで、ぐっと世界に浸ることができるからです。 子どもたちに見せると、 「それ知ってるー!」 「オオカミ食べちゃうやつでしょ!」 と食いついてきます。 結構知られてます。 でも読んでみると… 「あれ?りんご取りに行くの?」 「お祭りだー!」 など、知らな

          絵本紹介#22「三びきのこぶた」

          絵本紹介#21「できるかな?あたまからつまさきまで」

          ISBN:9784033277509 作・絵:エリック・カール 訳:くどう なおこ 出版社:偕成社 エリック・カールといえば「はらぺこあおむし 」が有名ですね。 はらぺこあおむし は昔から大好きです。 以前、軽井沢風越学園のかぜのーとでも書いたことがあります。 最近では、物語に新沢としひこさんの音楽がつき、さらに認知されてます。これまた聞くと残るので、結構リピーター多いはず。 素敵ですよ〜 「CD エリック・カール絵本うた」(発売元:コンセル) 『できるかな? あ

          絵本紹介#21「できるかな?あたまからつまさきまで」

          絵本紹介#20「11ぴきのねこ」

          ISBN:9784772100045 作:馬場 のぼる 出版社:こぐま社 大好きなシリーズの一つ! あー、みたことある絵だ。 面白いの?  そんな人もいると思います。 ズバリ、面白いです! とらねこ大将を筆頭ににくめない愛すべきねこたちの冒険や日常を描いた本。 子どもたちからもリピート間違いなしです。 読み終わった後も手の届くところにそっと置いておくと、きっと何度も読み返します。 きっとこの子が親になった時も読み聞かせるんだろうなぁ…受け継がれていくような気

          絵本紹介#20「11ぴきのねこ」

          絵本紹介#19「トラのじゅうたんになりたかったトラ」

          ISBN:9784001112269 作・絵:ジェラルド・ローズ 訳:ふしみ みさを 出版社:岩波書店 実はこの本、昨年ほかのスタッフが読んでたんです。いつか読んでみたい!そう思っていました。 強烈に覚えているのは題名! そして、トラの表情! まず、題名を聞き「ん?」となりますよね。 トラのじゅうたんになりたかったトラ?なんだそれ! 気になる。 そして、このトラの表情…(笑) この本はその期待を裏切らない一冊です^ ^ いいなあ。 オレも、なかまにはいりたいなあ

          絵本紹介#19「トラのじゅうたんになりたかったトラ」