見出し画像

スーツ

スーツの似合わない新社会人。
一目でわかる。
申し合わせたような色合いで、何も入っていないバッグ。
ピカピカの靴。

悪いのは君たちじゃないよ。
君たちはスタンダードに則ったまでだ。

同じようなスーツで働かせようとする社会が悪い。

そのうちスーツが似合うようになったり、スーツ以外のもので働いたりするようになるから気にしなくていい。

嫌ならやめればいいだけだよ。

君たちのような有能な人間は、血の滲むような就活で得た会社じゃなくたって、立派に働ける。

「若者」と一括りにするの、老いた人間の嫉妬心だ。
若さは武器だ。
それをガッチリ使ってやれ。
でも歳を取ることも怖くないから、安心してほしい。

みんな有能。
それぞれに気づいてないだけ。

ひとつスーツのアドバイスをするなら、
20代半ば以上でスーツが似合っていない人を見つけたら、防御を敏感にしたほうがいいよ。
良くも悪くも強めの個性の可能性が強い。
あくまでも独断だけどね。

どんな安い靴でも、汚れを気にすること。
ついでに靴下も。
ティッシュでパパッと拭くだけでいい。
それだけで清潔感がバイキルト。
女子は無理してヒール履かなくていいよ。
足が痛いと、失神するぐらい他のこと考えられなくなるから。
靴の痛さを我慢するのは、プライベートで可愛い靴を履いた時だけでいい。

偉そうにアドバイスするつもりはないけど、新社会人って絶対に辛いとおもう。
私はあんまり覚えてないけど、真っ新な社会経験がドス黒レインボーに飲み込まれるようなもんだ。
でもそのうち演技力も身についてくるので、それを活かすもよし。

何が言いたいかって、我慢しすぎないでほしい。
人生は会社のためにあるんじゃない。
会社はあなたがいなくても回る。
スティーブが抜けてもAppleはまだ存在している。
そんなもんだよ。
あなたにしかできないことは、会社以外のところに落ちてる。

素敵な新生活を送ってくだちい。


F.Y.I
社内恋愛はほどほどに。
取引先の方がベター(経験談)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?