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【Browser Wars】個人的におすすめのウェブブラウザ、検索エンジンの紹介

今回の記事では、デスクトップ(PC)・モバイル(スマホ・タブレット)向けのおすすめのウェブブラウザと検索エンジンを紹介します。
私が使用したことのあるウェブブラウザと検索エンジンについては、使用時の感想についても語ります。


概要

そもそも、ウェブブラウザって何?
検索エンジンとの違いは?

ウェブブラウザとは、パソコンやスマホ等の機器(デバイス)でWebサーバーに接続するためのソフトウェアで、ウェブページを表示したり、ハイパーリンクをたどったりするなどの機能があります。単にブラウザ(ブラウザー)とも呼ばれることも多いです。Google ChromeやSafariなどが有名ですね。
以降の呼び方はブラウザで統一します。
検索エンジンとは、インターネットに存在する情報(ウェブページ、ウェブサイト、画像ファイル、ネットニュースなど)を検索する機能およびそのプログラムのことを指します。GoogleやYahoo! JAPANなどが有名ですね。
近年では、ポータルサイト化が著しいです。
主な違いは、ブラウザはあくまでソフトで、実際にサイトや画像を検索するのが検索エンジンです。
例えば、Google ChromeではデフォルトのGoogle検索のみならず、Yahoo! JAPANやBingなども検索エンジンの設定から自由に選択することができます。

おすすめのブラウザ紹介

Google Chrome

Googleが開発しているブラウザです。
同社が開発しているオープンソースプロジェクトのChromiumからソースコードを流用しています。
同社が開発しているパソコンのChromebookやChromeboxに搭載されているChromeOSの中核となるソフトウェアでもあります。
クロスプラットフォームで、Windows、MacOS、Linux、ChromeOS、Andorid、iOSの各種OSに対応しています。
シンプルなタブページと各種Googleサービスとの連携が容易になるといった機能、Chrome ウェブストアで配布されている拡張機能が魅力的です。(筆者談)
世界及び日本国内でともにブラウザシェア率1位で、2020年11月時点では、PCデスクトップで70%、全プラットフォームで66%のシェアを占めます。

Safari

Appleが開発しているブラウザです。
MacOS、iOS、iPadOSを搭載しているデバイスに対応しており、Apple製品(iPhone、Mac、iPadなど)ではデフォルトのブラウザとしてプリインストールされています。
Apple製品との相性が抜群で、Apple社は省電力・低CPU/GPU/メモリ消費、高パフォーマンスを謳っております。
iOS版のSafariは拡張機能を自由に作成し、App Storeで配布し、導入することが公式に認められており、これが非常に便利です(例:ダークモードなど)。(筆者談)
2024年1月時点のブラウザシェアではGoogle Chromeに次いで世界2位を誇ります。

Microsoft Edge

Microsoftが開発しているブラウザです。
Google Chromeと同様にクロスプラットフォームで、Windows、MacOS、Linux、ChromeOS、Andorid、iOSの各種OSに対応しています。
以前まで独自のレンダリングエンジン(ウェブブラウザの中核となる要素)を使用していましたが、現在はChromiumをベースに開発されています。
同社が開発しているデスクトップOSのWindowsにデフォルトで搭載されており、同OSに最適化されています。
Office OnlineなどMicrosoft関連のサービスとの連携に特化しています。
Microsoft Edge アドオンで配布されている拡張機能を導入することができるほか、Chromiumをベースに開発されているのでChrome ウェブストアで配布されている拡張機能も導入することが可能です。
近年、多機能化が著しいブラウザの一つです。AIやサイドバー、垂直タブ、コレクション機能などが便利です。(筆者談)
2024年1月の時点でSafariに次いで世界3位のブラウザシェア率を誇ります。

Mozilla Firefox

Mozillaが開発しているブラウザです。
こちらも同じくマルチクロスプラットフォームで、Windows、macOS、Linux、iOS、Androidに対応しています。
先ほども度々述べたChromiumベースのブラウザとは違い、Geckoという独自のレンダリングエンジンを搭載しています。
スペックの低いPCでも比較的に快適に動作するため、よくLinuxディストリビューションのデフォルトブラウザとしてプリインストールされていることが多いです。
開発元のMozillaは非営利組織でプライバシーを重視しています。
Firefoxはオープンソースという形態で配布されており、ソースコードが公開されているので、バグが発見・修正されやすいのが特徴です。
ADD-ONSというサイトで拡張機能が配布されており、これがまた非常に便利です。
日本語圏では「火狐」という相性で親しまれていたり、フォクすけという公式のマスコットキャラクターがいるなど個人的に面白いブラウザの一つです。(筆者談)
2024年1月時点のブラウザシェアは世界4位とChrome一強の中で個人的に健闘している印象を受けます。

Vivaldi

Vivaldi Technologies社によって開発されているブラウザです。
こちらも同じくマルチクロスプラットフォームで、Windows、macOS、Linux、iOS、iPadOS、Androidに対応しています。
Chromiumをベースに開発されています。
元々、ウェブブラウザのOperaの開発元オペラ・ソフトウェアASの創設者の一人ヨン・スティーブンソン・フォン・テッツナー氏が2010年に同社を去った後にVivaldi Technologies社を立ち上げ、Vivaldiの開発を始めたという経緯があり、一部機能がOperaと似ています。ちなみに、創業者の一人に日本人がいるそうです。
今回取り上げるブラウザの中で最も多機能で、カスタマイズ性の高さが魅力的です。
日本人ユーザーの割合が多く、2017年時点では全体のユーザーの15%が日本人だったというデータもあります。
大体何でも卒なくこなす万能型で、「バランスのいい山本選手」みたいなイメージが強いです。(筆者談)
筆者が記事公開時点でメインで使用しているブラウザです。
2018年10月11日の時点で世界シェア率は0.05%と1%にも満たないのでかなりマイナーなブラウザだと言えます。

Brave

Brave Software社によって開発されているウェブブラウザです。
こちらも同じくマルチクロスプラットフォームで、Windows、macOS、Linux、iOS、Androidに対応しています。
Chromiumをベースに開発されています。
2015年にJavaScriptの生みの親ブレンダン・アイク氏が開発を始めました。
ユーザーのプライバシーを重視しており、広告ブロック等の便利な機能をデフォルトで搭載しているなどが主な特徴です。
仮想通貨を用いた独自のビジネスモデルを構築・展開していますが、否定的な声も多いようです。
筆者はあまりメインで使用していません。
2017年1月から11月にかけてのデータによると、ブラウザの世界シェア率は約0.3%未満とこちらもかなりマイナーなブラウザの一つです。

おすすめの検索エンジン

Google 検索(Google ウェブ検索)

圧倒的王者のGoogle。もはや説明は不要だと思いますが、一応解説します。
Googleが開発している検索エンジンです。
Google Chromeのデフォルト検索エンジンに採用されています。
インターネット上で最も多く使われている検索エンジンで、画像検索も有名です。
シンプルなデザインが最大の魅力です。
ページランクと呼ばれる独自のアルゴリズムを開発・搭載したことが成功の一因なのだとか。
いわゆるSEO(検索エンジン最適化)対策は大抵の場合Google 検索を対象に行われています。
「ググる」「ggrks」という言葉が認知されるなど検索エンジンの代名詞ですよね。
筆者も当然愛用しています。
世界シェア、日本シェア共に1位のまさしく検索界の絶対王者です。

Yahoo! JAPAN

ソフトバンクグループのLINEヤフー株式会社運営する日本最大のポータルサイトです。
かつては独自の検索エンジンを搭載していましたが、現在では完全にGoogle 検索に置き換わっています。
Yahoo! ニュースやヤフオク、知恵袋など豊富な機能を取り揃えていて非常に便利です。また、PayPayと連携することができるのも嬉しいポイントです。(筆者談)
現在のシェア率は日本国内だと13.29%で、Google 検索についで2位となっています。

Microsoft Bing

Microsoftが開発している検索エンジンです。
Microsoft Edgeのデフォルト検索エンジンに採用されています。
Google 検索とは違うアルゴリズムを使用しているため、Google 検索やYahoo! JAPANとは異なる検索結果が表示されます。
しかし、その検索結果の精度や質には問題を指摘されたりもしています。
2023年2月からMicrosoftが買収したOpenAIが開発しているGPT-4を活用した大規模言語モデル(LLM)を発表・提供を開始しました。これがBing AI ChatおよびCopilotです。今話題の生成AIをいち早く導入するなどGoogle一強の市場に揺さぶりをかけてきました。
筆者はあまり使用していません。
現在世界シェアはGoogle 検索に次いで2位、日本国内ではYahoo! JAPANに次いで3位などまだまだGoogle一強の市場を変えるのは難しいでしょう。

DuckDuckGo

米DuckDuckGo, Inc.が運営している検索エンジンです。
Microsoft Bingがバックエンドとなっているため、Google 検索とは異なるアルゴリズムを用いているため当然ですが、検索結果も異なります。
利用者のプライバシーの保護(IPアドレスの保存もユーザー情報の記録もせずクッキーも必要最低限でしか使用しない)と利用履歴等を記録保存しないことを運営方針としており、VivaldiやTor Browserのデフォルト検索エンジンに採用されています。
また、!Bang コマンドを使用することで検索を特定のウェブサイトにリダイレクトすることができます。(例:Wikipedia内で「DuckDuckGo」と検索したい場合は、DuckDuckGo検索で「!w DuckDuckGo」のように検索する。など)
ちなみに、トラッキングを無効化する機能の付いた、ブラウザ用アドオンも提供しているそうです。レビューを見る限り、あまり芳しくない出来みたいです。
こちらも筆者はあまり使用していません。
日本国内で4位のシェア率とまずまずの成果を挙げています。

Ecosia

ドイツのベルリンの企業が提供する検索エンジンです。
Ecosiaは80%以上の利益を植林・森林再生活動を行う非営利団体に寄付しているなど地球の自然環境の保護に全力を注いでいます。
また、ユーザーのプライバシーを保護しているのも特徴です。
DuckDuckGoと同じくMicrosoft Bingがバックエンドとなっています。
こちらも筆者はあまり使用していません。
世界シェア率第10位はEcosiaで、シェア率は0.10%とそれなりの成功を収めています。

総括

この記事をお読みくださっている皆様も自身が普段使っているブラウザや検索エンジンを検討し直してみてはいかがでしょうか?
他のブラウザや検索エンジンを使ってみると面白い発見があるかもしれません。
それでは、よいブラウジング・検索ライフを!

出典・参考文献

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