日記： 無理を通して道理とする（2024/11/2）
朝から雨。しかもけっこうな大雨。
外はべちゃべちゃ雷ごろごろ、したがって日課のウォーキングはなし。かわりに少しはやめに仕事の準備をし始めて、余った時間はフーコーを読む。
朝ごはんは玉子とブロッコリーのサラダ、黒胡椒を効かせたキャベツとベーコンのスープ、バゲット。
今朝は雨が少し強めに降っているせいかスズメ氏が来ない。おすそ分けはお皿に乗せて外に出しておいた。
ニュースサイトやSNSなどを巡回していたら、またXの通知機能がクラッシュしているのに気づく。もうここはダメだなと思う。こう思うのは、何十回目だろう。APIの設定を絞ってるんだっけ。それと関係あるんだろうか。自分が必要としていたり面白いと思う情報はいまだここには多い。
もしや先日、突発的に起こった「Xのアイコンを小鳥に戻せ」キャンペーンに参加したのがまずかったのかなどとかすかに邪推したり（当たり前なことだが、ひと桁フォロワーのぼくのアカウントなんて、運営はどうとも思っていないだろう。そもそも、そんなキャンペーンがあったことすら気がついていないかもしれない。
（後記。しかしイーロンはつい先日、カマラ・ハリスが大統領になればXをtwitterに戻すだろうとポストしていた。デマにもほどがある。まったくもってありえない話だし、できるものならむしろやってほしいくらいだ。が、それにしても急に彼がこんなことを言い出したのは、あのキャンペーンで青い小鳥の画像が何百枚と貼られたからかなと、かすかに、ごくかすかに考えなくもない）
土曜日だが仕事。あまり集中できない。
窓の外、すぐ近くでジョウビタキがひぃひぃひぃと鳴いている。たぶん縄張りをつくっている最中なんだろう。小降りになっているとはいえ雨の中で頑張って鳴いていて健気。
だが、うるさい。最初のうちは風情があるななどと呑気に思っていたが、1時間、2時間と聞いているとさすがに仕事に集中できなくなる。まあ、トド撃ち仕事なので今日はよいけれども。
百敷にすみか定めよひたき鳥なれがやどりも庭にみゆめり 源師光
古くはヒタキ科の渡り鳥を総称して「ひたき（鶲、火焼松）」と呼んだ。俳句ではとくにジョウビタキのことを言うらしい。秋、とくに晩秋の季語だ。
源師光に倣って、お昼ごはんのサブレを少し、砕いて皿に入れて庭に置いておいた。食べるかわからないが。ジョウビタキ氏が食べなければ、きっとジョウビタキ氏の縄張りをかいくぐって来ること間違いなしなスズメ氏たちが食べてくれるだろう。
雨は午後早くにやんだ。夜まで曇り空でじめっとした空気。
暗くなるまで仕事をしていたが、頭痛が酷くなって少しはやめに切り上げ。しばらくリビングのソファで横になる。湿度と気圧の変化が今日はしんどい。除湿器のボタンを押しテレビをつけると「ブラタモリ」をやっていた。京都、三条橋。
20時半ころようやく起き上がってお風呂。湯舟のなかでアニメ「村井の恋」を見る。
夕食は冷凍麵でわかめうどん、鰯のコンフィに粉山椒とみりんと醤油を混ぜて塗りトースターで焼いたもの、同じように焼いた油揚げ。
食事中にお義母さんから電話。
12月の旅行の話を少し。元気そうでなにより。いつもの話。「無理を通して道理とする」というのは、アニメのなかでは比較的簡単なことだろうが、実際にはなかなか難しい。
いまいち本を読む気にもなれず、音楽を聴きながらこれを書いている。書き終わったら寝る。散文的で、非生産的で、終日頭が重い日だった。