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VirtualDesktopガクガクになった話

こんにちは、りるさんです。
先日からVirtualDesktopおよびSteamVRがガクガクになり戦った4日間の記録を備忘録も兼ねて残しておきます。


結論

ネットワークアダプタの省電力設定が有効になっていたため、OFFにしたところ安定しました。

設定変更前タスクマネージャグラフ(点線が上り送信)
設定→ネットワークとインターネット→詳細設定→その他のアダプターオプション
Power Saving Mode 有効→無効に
美しいグラフ

PC環境概要

  • HMD:Meta Quest2(64GB)

  • CPU:Intel core i5 12400f

  • M/B:Asus Prime Z690 P D4

  • GPU:RTX2060SUPER

  • MEM:DDR4 32GBx2

  • ルータ:tp-link AX80、Wifi6、IPv6 IPoE

  • VirtualDesktopにてPC接続→SteamVR→VRChat

なにがあったの?

Intel13~14世代のCPUが破壊される不具合が最近出回ってて怖いですよね。

りるさんは最近i7-8700から金欠i5-12400fに変えたところで、13~14世代K付きOCモデルではないのですが、なんとなーくソケット問題な気もしていて(Alder Lakeは元々反り問題もあったし)気持ち悪いので電圧対策のされたBIOSにしておこうかなと思い立って、更新をかけました。

終わりの始まりでした。

SteamVR痙攣発作

問題なくBIOS更新が終わり、ついでにM/B周りのドライバも更新を掛けました。M/B購入時にBIOS更新をサボっていたため、かなり古いドライバが結構入っていたようでついでに作業しました。爽やかな気分でした。

4部がいちばんすき

その日の晩です。いつものごとくVRChatに寝に行こうとしていたところ、SteamVRが痙攣発作しはじめました。5秒おきに1秒固まるような感じです。とてもVRができるような環境ではありません。

あー、いつものSteamVR壊れたやつかなと、SteamVRの整合性の問題を確認し、2件のファイルがダウンロードされ、コントローラのバインドが破壊されたのを治そうとしたところ、まだ痙攣しているではありませんか。

あ、これだめなやつですね。

交戦記録

※あくまでも参考、一部危険なものもあるので自己責任でお願いします。

・M/BのBIOS更新→✕
・ドライバ更新→✕
諸悪の根源(所説あり)。まあ数年前の初期BIOSを使い続けるのもかなりよくないので、いつかはやらないといけませんでしたが。ちなみにBIOSアップデートは電源切れたりして失敗するとたぶんM/B買い替えになるので注意。

・SteamVR再インストール→✕
・SteamVRダウングレード→✕

SteamVRの問題のような気がしていたので、再インストールやダウングレード、ベータ版への変更なども行いましたが特に何も起きませんでした。

・GPUドライバ変更→✕
鉄板の対処方法です。ゲーム回りがおかしい場合は真っ先にここを疑うと幸せになりやすいです。ただ今回はGPUドライバは更新していない状態で発生したのもあり、そこまで原因のような気はしていませんでした。実際、旧安定ドライバにしても最新ドライバにしても改善せず幸せになれませんでした。

(この辺りでSteamVRの不具合ではないと推測)

・SSD診断→✕
フレンドさんからもしかしたらと聞いて調査しました。元BTOPCから組み替えられなかったテセウスの船最後の生き残りであるCドライブのSSDが6~8年モノだったので、そろそろ潮時なのかもしれないとも思いましたが、CrystalDiskMarkで確認したところ健康度は87%で、Windowsのエラーチェックも特に問題ありませんでした。ただそろそろ買い替えたほうが良いのはそう。

・仮想メモリの設定→✕
仮想メモリOFFでPC高速化する(諸説あり)という記事を見て、物理メモリ64GBも積んでるので仮想メモリいらなくない?と思い先日全体0MB→不具合出たのでCドライブのみ0MBにしていたことを思い出しました。

OS周りで仮想メモリを使用するらしかったり、Photoshop等の起動ができなかったりするので仮想メモリはあった方がよさそうですが、結局割り当てたところで改善はしませんでした。

CMOSクリア→✕
M/Bについてるボタン電池を外してM/Bをリセットするやつです。OS周りで不具合が出ていそうなときの最終手段その1らしいですが、特に何も変わらずBIOSの時計や設定が消えただけでした。また、OSのクリーンインストールや新品へCドライブクローンという最終手段その2、3も検討していましたが結局やらずに済みました。

・メモリ電圧を上げる→✕
※これは完全に自己責任です。
悪名高きKP41病というBSOD(ブルースクリーン)PC突然死症候群の特効薬としてメモリ電圧を規定の10%を上限目安として上げる、というものがあるようです。
実際にBIOS画面から1.20V規格のメモリを1.25Vまで上げましたが治りませんでした。またBIOSアップデートでメモリのXMP(公式OC的なやつ)設定が外れてるのかなとも思いましたが、そもそもJEDECメモリだったので関係ありませんでした。
ただPCは安定した気がします。プラシーボ。
最悪パソコン燃えたりするのでまじ自己責任で

・FastBootを切る→✕
BIOSからFastBootを切ると細々した不具合が治るという情報を見てやってみましたが特に何も起きませんでした。

・イベントビューアー確認→✕
うっわなんかいっぱいエラーとか警告出てる。となりましたが、結局修正方法も分からず放置しました。OS壊れてそうかなとも思いました。ID10016の警告が特に多発しており、不具合報告とWin11の仕様であるという情報が混在していましたが、特に何もできませんでした。

・GameBarの確認→✕
Win11標準?のXboxGamBar起因の不具合もたまにあるようです。下記のようなことをしようかと思いましたが対策済みでした。

https://www.epicgames.com/help/ja/c-Category_RocketLeague/c-RocketLeague_TechnicalSupport/pc-xbox-game-bar-a000084412

(この辺りでVirtualDesktopでも画面が固まることに気が付きました)

・VirtualDesktop設定見直し→△
非SteamVR環境でも固まるため、VirtualDesktopの設定を疑いました。下記を参考に遅延を減らす設定を試してみましたが、どうにもなりませんでした。

ですが、エンコードを軽めなH264+に変更し、環境最大ビットレートの400mbpsにしてみてログを表示していたところ、Gameレイテンシが低下しほぼNetworkレイテンシのみが100~300ms付近で張り付いているのに気が付き、ネットワークの問題と断定しました。

※追記:この設定だとあまりに重すぎて通常環境でも100msのレイテンシが発生していました。勘違いでしたがきっかけにはなりました。

・Wifi設定変更→✕
Wifiが近所と混線していないか、AndroidのWifi回線確認アプリで確認したり、DFS(Wifi6のレーダー波干渉回避機能)のないチャンネルに帯域を変更したり、2.4Ghz帯に変更したりしましたが効果なし。

・ルータを変更→✕
もしや買ったばかりなのにルーターが壊れているのかと思い、以前Quest2専用に使用していたQuest専用アクセスポイントに使っていたSoftbank Airターミナル4を押し入れから引っ張り出しましたが、変わらず(ちょっと安心した)。

・スピーカの電源を切る→✕
最近AC駆動のモニタスピーカを買ったんですが、なんか変なノイズでも出てWifiと干渉しているのではないかと思い電源を切ってみましたが何も起こらず。

・Wifiルータの電源を壁付コンセントに→✕
PC周りの電源を電源タップに纏めていたのですが、電力不足で不具合が出る場合もあるらしく、壁付けコンセントに差し替えましたが効果なし。

・SteamLinkを使用→✕
この間のVDのアップデートが原因かとも思いましたが、SteamLinkでも同現象発生。効果なし。

・タスクマネージャを確認→◎◎◎◎◎◎◎
これ最初にやっておけばよかった。タスクマネージャでイーサネットを確認したところ、ミミズモードみたいなグラフになってました。お前やー!

ヴァルヴレイヴ

この辺りで有線ルータもしくはPCのLAN、LANケーブルが怪しそうに思えたので、その辺りを調査しました。

・LANケーブル交換→✕
効果なし。

・ネットワークドライバ確認→◎◎◎❤◎❤❤❤◎❤
最新のものになっているのを確認。あれ、このあいだBIOS更新した時に一緒に更新されてなかったっけ?と思い、設定を確認。すると変更していた詳細設定が初期化されていたため、冒頭のネットワークアダプタの省電力設定を有効から無効に→なんか治った。

スゲーッ 爽やかな気分だぜ(二回目)
なお他の設定もしておいた方がいいので、下記をご参考にしてみてください。

学び

解決まで4日ほどかかりましたが、何とか治ってよかったです。

この世の大体の事象はGoogle御大やらGPTちゃんやらに聞けば大体出てきますが、あの世は少々厳しいようで情報を集めるのが困難でした。
肉体なんて無意味だよ。
ブイ・アールにおいで(堀江由衣さんボイス)

ただある程度PC周りの基礎知識があるとアドっぽいです。実際ネットワークドライバ周りはVALORANT等でのPING、ラグ対策にだいぶ前にいじっていたこともあって気付けました。

やっとまた今晩からあの世のクソデカふかふかベッドで寝れます。
助かる~~~~~~~~~~!

この記事がVirtualDesktopやSteamLink、QuestLink等で同じ問題に引っかかった人に届いてくれていましたら幸いです。

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