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Barium Enema x-ray

若干、尾籠な内容になりますが、腸検査を受ける方のご参考になればと思いアップします。

先日の内視鏡検査

の結果ですが、
実は上行結腸が硬く狭まっていて、子供用のスコープに替えても通らなく、その箇所だけ検査できませんでした。

というわけで、次なる手段としてBarium Enema x-ray を受けてきました。
訳するとバリウム浣腸ですね。そのまんまやんw

バリウムを飲んで、胃の検査をしたことがある人は多いかと思いますが、
これは浣腸ですからお尻から注入ですよw

しかも、腸内検査の時と同じく、内容物の無いペッタンコになった腸を押し開かなければならないので、ポンプで空気を入れます。殆ど拷問。

俎板の上のリリコイカエル


バリウムを注入したら、引力に従って、私が横たわるベッド(テーブル)を頭が下になるように傾けます。
殆ど逆さ貼り付けです。(本当は少しだけ傾けます)

肛門からバリウムを注入しながらレントゲンで透視されている腸内を注視するドクター(Radiologist)と技術者たち。

ペダルでシャッターを切る音が聞こえます。

左を向いたり右を向いたり、はたまた腹部を下にしたりと、指示に従い位置を変えるのは良いとして、何しろ、お尻からチューブが繋がった状態ですし、テーブルはガチ金属製で、申し訳程度のパッディング状態なので、痛い痛い。

かなりアクロバティックな検査だと、前もってリサーチしていたので知ってはいたものの、一糸纏わぬ裸体(病院のガウンは着ていますがペラペラ)ですからね、罰ゲームみたいです。
そして寒い🥶

いつもだと、ドクターには割と対等で質問する私ですが、
立ち会っている技術者たちがとても親切で、バリウムの漏れを何度も謝ってくれたり、機器が新品だったので、操作慣れしていないことを申し訳なさそうにしていることとか、
ドクターが、「盲腸は無いんだよね?」と2回も聞き直したりしたこととか、
その盲腸部分(上行結腸)の撮影を、細かに分けて撮っていることなどから、

(あぁ、見つかったんだな)

と思い、もう何も聞けなくなりました。

この検査のオーダーをしたドクターは一般外科医( general surgeon)ですが、Minimally Invasive Surgery, Bariatric Surgery & Surgical Endoscopyとして有名で、患者の負担を最小限に抑える内視鏡での手術を得意としています。

このドクターからは、来る水曜日に説明を受けますが、
他に癌専門医(Gynecologic Oncology) が予定している内視鏡手術がありまして、これは、PET/CTスキャンで腹腔内にいくつか影があることが判ったので、それの細胞診のための手術です。

どちらの内視鏡手術が先になるか、はたまたコンバインすることが可能なのか、今の段階では判りません。
また、癌の箇所によっては、ストーマ(人工肛門)になる可能性もあるわけです。
どのような運命が待ち受けようとも、受け入れるのみです。


ちなみにPET/CTスキャンですが、これは従来のCTスキャンに輪をかけたような検査機器でして、検査前にFDGと呼ばれる放射線薬剤を注入して、約1時間後に特殊カメラで撮影をするというものです。
(詳細はコチラ→ https://www.med.jrc.or.jp/tabid/792/Default.aspx

ちなみに、造影剤FDGは、人が一年間に被爆する放射線量とほぼ同量だと言うので、患者の敵か味方か判らないシロモノですわ(苦笑)