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起きていることには全て意味がある

書く習慣1ヶ月チャレンジ20日目。
今日のお題は「これまでで一番の後悔」です。

後悔したこと、沢山あるかと思っていましたが、探して見ると案外あまりありませんでした。

好きだったCAの仕事を辞めて、再就職先が見つからなくて、打ちひしがれた時には、なんで辞めちゃったんだろうと、それはそれは後悔しました。でも、それも一時のこと。辞めたことで子供とずっと一緒にいられたし、多くの学びも得てきました。

とここまで書いて、あまり自分に後悔がない理由が何となく分かったような気がします。ストレングスファインダーの「運命思考」のせいですね、きっと。
運命思考は起きていることは何事にも意味があると思うので、後悔するよりは、受け止めて、そこから意味を読み取って、前に進めるのかもしれません。

そんな運命思考なわたしですが、今でも時に思い出しては切なくなる出来事があります。

もう30年近く前のことでしょうか。仲の良かったお友達のお祖母さんが病院に入院していました。物静かな方でしたが、温厚で優しくて、遊びに行くといつもニコニコと歓迎してくれました。お祖母さんの容体があまり良くないという時、長期のフライトが入って、10日くらい仕事に出たのです。

途中、気になってはいたものの、当時は携帯がやっと出始めたくらいの頃。Wi-Fiなんてありません。国際電話をかけることも簡単ではなく、当然メールやLINEなどもできません。どうしているかなと思いつつ、ずるずると日が経ち、結局10日間一度も連絡を取ることなく帰国しました。するとお祖母さんはもう亡くなって、お葬式も済んだ後だったのです。

お祖母さんにも友人にも、友人の家族にも、取り返しのつかない事をしてしまったと、とてつもない後悔をしました。

さらに、相手に対して本当に申し訳ないと思うと同時に、「気になっているけど、見たくない現実を避けてしまう、嫌なことを先送りする悪い癖を持つ自分」がこんな結果を招いたのだという事を認めるのが、とっても重かったのです。

それからというもの、先送りの癖はそう簡単には治りませんが、とにかく、こんな酷い後悔だけはしないようにしようと、少しだけ行動が出来るようになりました。

父が倒れた時、出来る限りそばに居ようと決めて、家族の協力の下、足繁く病院に通うことが出来ました。そのおかげで、父が亡くなった時にもやれるだけのことはやったと思えて、後悔はありませんでした。友人のお祖母さんのおかげです。

あんな後悔はもう二度としたくないという体験をプレゼントしてくれた友人のお祖母さんのおかげで、それから先の人生で後悔することが減ったのかもしれません。お祖母さんに感謝です。


#書く習慣1ヶ月チャレンジに挑戦しています。
Day20: これまでで一番の後悔

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