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いつかどこかの思い出

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現実へのぼんやりとした上書きのようなもの
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#旅とわたし

空繭

「貴方に呪いを残す事にしました」  紫陽花で青白く染まる階段を下りながら、貴女は私の方を…

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猫のいた街

1.  曰く。旅は、メディアなどが作り出したイメージを辿る移動行程に過ぎない。友人の専攻…

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燐光

「貴女にとって私は何色に見えているのかしら?」  大学での講義の帰り道、彼女がいきなりそ…

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