YouTubeの「有料の他サービスを利用した限定配信」と「有志による切り抜き動画」の是非って実は同列で書いたほうがいいんじゃないの?という話

グレーゾーン楽しんでますか?グレーゾーン。私は楽しんでます。ここで書くグレーゾーンというのは、「法律では禁止されていないけど、利用規約やマナー的に問題あるよね」っていう事を指しています。
具体例を書くなら、FPSやサバゲーの「死体撃ち」、麻雀や将棋の「過剰な強打」が有名かと思います。これらは一般的に、利用規約によって運営からBANされたり、ハウスルールで出禁になったりするものです。

【諸注意】

・私は法律の専門家でも、人を裁くような立場の人間でもありません。可能な限り下調べをしてから文章を書いていますが、取りこぼしはあると思います。おかしな点があればTwitterなどを通して教えてください。
・グレーゾーンはグレーゾーンとして楽しもうね、という話をこれからします。グレー=ホワイト派、グレー=ブラック派の人とは相容れないと思います。
・やってよいとは一言も書きません。ただし、やってはダメとも書きません。私はそれがインターネットの楽しみ方だと思っています。
・論点はなるべく小さくするのがモットーなので、タイトルに書いたところしか扱うつもりはありませんが、わかりやすくするために他の事例も上げています。ご了承ください。

【はじめに】

皆様、こんな注意喚起を見かけたことはありませんか?

YouTubeチャンネルの相互登録は利用規約違反になるのでやめましょう
YouTubeを利用したプレゼント企画は利用規約違反になるかもしれませんよ

私は何度もTwitterでもYouTubeのコメント欄でも見かけてきました。

確かに調べて見ればわかりますが、どちらも利用規約違反になる可能性は非常に高いと思います。※ここで「なります」と明言しないのは、実際に利用規約違反となったことで、何かしらの対処を受けた人を私が見たことがないからです。

さらに最近になって見かけたのが、

YouTubeで限定公開にしている動画や配信をYouTube以外のサービスの有料会員だけが閲覧できるようにすると規約違反になる

という形の注意喚起です。

【有料の他サービスを利用した限定配信の場合】

これも、調べて見れば確かに規約違反になる可能性は非常に高いです。
重要となってくるのは、YouTubeの利用規約の中でも

本サービスの利用には制限があり、以下の行為が禁止されています。

1.本サービスまたはコンテンツのいずれかの部分に対しても、アクセス、複製、ダウンロード、配信、送信、放送、展示、販売、ライセンス供与、改変、修正、またはその他の方法での使用を行うこと。ただし、(a)本サービスによって明示的に承認されている場合、または(b)YouTube および(適用される場合)各権利所持者が事前に書面で許可している場合を除きます。

※YouTubeの利用規約より一部を引用

という部分の「販売」の項目に引っかかるという話です。
仮に、その限定動画や配信が有料部分のコンテンツではないと言い張れば、主張は通るかもしれません(例えば、有料の他サービスを利用してくれた人はプレゼントが受け取れて、そのプレゼント内には限定動画や配信の利用方法が書いてある場合など)。

【有志による切り抜き動画の場合】

では、こちらはどうでしょうか。先ほど引用した利用規約の部分を見ると、「複製、ダウンロード」も禁止されています。
切り抜き動画というものは、YouTubeにアップロードされた動画または配信の一部を利用するという特性上、(そのアップロード者からデータを直接貰っていない限り、)いずれかの部分に対しては複製かダウンロードを行っているはずなんです。
切り抜きOKを明言している方や企業もありますので、OKとされている場合は法律的には問題ないでしょう。

【結局どういう話がしたいのか】

このYouTubeの利用規約の一項目に書かれていることについて、どちらも利用規約違反になる可能性が高いというのに、注意喚起は同時にされてないように感じます。
私にとって、これらはどちらもYouTube側から大きな動きがあるまでは、グレーゾーンだと認識しているんですが、とりあえずそう考えていたほうが、皆様幸せなんじゃないですか?
もちろん、YouTubeから利用規約の内容を元に、なんらかのアクションが自分に起きた場合は、直ちに処置する必要はあるとは思います。
つまり、タイトルにも書いたように、「同列で書いたほうがいいんじゃないの?」という話がしたいのです。
同レベルで考えて行こうね、という話をしたいだけなので、これが完全に白だ黒だとややこしい話をしたいわけではないです。
注意喚起をするときには、同時に注意喚起をしたほうがいいんじゃないかなぁと思っています(同時に注意喚起をしたところで両方がキチンと拡散されるとは限りませんが)。

【終わりに】

グレーゾーンって、扱いがデリケートですし、情報が複雑に絡み合ったりするので、私が見ている範囲では全然触れられないんですよね。
それはそれでインターネットらしくていいんじゃないかと思いますが、たまには触れる人がいるのも、またインターネットらしくて私は好きです。
それではここまで読んでくれた皆様、自分の意見を持って、良きインターネットライフをお送りください。

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