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わしは、平和のために尽力したかった【ヒプノセラピー体験談】

ホームページでは皆さまから寄せられたヒプノセラピーの体験談、ご感想を載せていますが、私自身の体験を載せるのもいいな、と思いつきました。
もしかしたら、あなたのどこかに響くかもしれませんものね。

※皆さまの体験談はこちら↓

私自身の体験、いくつかあるのですが、必要があればおいおい書いていこうかなと思います。
今日は、一番最近の体験にしますね。

その日は、「今の自分に一番必要なところへ行こう」と決めました。
特別、何かにとても困っているとか、悩んでいるとかはないものの、自分では気づいていない固定観念や思い癖があるのではと考えたからです。

リラクゼーションの誘導、催眠状態への誘導は、慣れていますので、心の中で行います。(ここで熟睡してしまう場合もあります 笑)

※一応注意として…
動画などで退行催眠や前世療法などの誘導があるようです。私は聞いたことがないのですが…。色々それで見える方もいらっしゃるようです!

ただ、自分で過去世をみることはいいのですが、その過去世をどうするか、今の自分の人生によい影響を与えるように変化させていくための誘導まで入っているもの(あるのかな?)をオススメします。
極端な話をすれば、ショッキングな内容の過去世を見て、それをどうやって好転させていくかは、セラピストに頼るほうがおすすめだからです。

たとえばあなたが、通訳なし、ガイドなしの海外旅行に行かれたらどうでしょう。どこを見たらいいか分からない・不安な場所に着いてしまって、どこへ行けばいいか分からない…そうなったらけっこう大変ですよね(もちろん悪いわけではありません。それもアリです)。
セラピストはツアーコンダクターや通訳みたいなものなので、安全に実りある旅ができるように、あなたをガイドするのです。

戦乱の世の中

過去世の扉を開けて、まずは自分の足を感じていきます。
感じたものは、草履のような…。農民がはくような簡素なものではありません。しっかり編み込まれた、高級そうな草履です。草色ではない、濃い色の。
そして…脚絆というのでしょうか。脛にもなにかつけています。
身に着けているものは着物の上に、簡素な甲冑のようです。
――兵??

その人の視線になって、一番最初に気づいたものは、焼け野が原でした。
――戦争?火事?
そして、自分にはもう何もない、という感情。
自分がどこにいるのかすら分かりません。

場面があまり変わらないので、その人の人生で一番幸せを感じていたころに行ってみます。
場面が変わり…ずいぶん幼くなっています。
8歳かそこらでしょうか。
武家の若君のようで、若様などと呼ばれています。
遠くから、母君を眺めているシーンがありました。とても美しい方でしたが、どうやら母親は「憧れの存在」に近かったようです。
このころ、本当の母のように思っていたのは、乳母(めのと、と呼んでいました)でした。

その男の子は、幼名を もりおうまる、と呼ばれていたようです。
佐久間の家だ、ということでした。
本人は、「本当は【盛】という字だが、好きではない。森という漢字で呼んでくれ」と言っていました。なので、森王丸と書くことにします。
素直で明るい子で、皆から愛されていたようです。
屋敷には中庭があるようで、苔がよく生えた美しい空間でした。
大きなカエルもいたようです。
私(森王丸)はその庭がすごくすごく好きでした。
「ここには調和がある」と、のちに森王丸さんは言っていました。

その後、成長した私、父親と言い争うシーンが伝わってきました。
父親はとても血気盛んで、戦(いくさ)をすることで領地を広げることを当たり前と思っている人です。(当時はその考えのほうが主流でしょう)
私はそれを、いさめています。

「領地を広げる必要がどこにあるのです。今でも民は暮らしていける。戦をするということは、民百姓に、農地を捨てろ、暮らしを捨てろと言っているのと同じことです。百姓に死ねと言っているようなものです!無用な戦は避けるべきです!」

そのような事を、父に言っていますが、父君、全く耳を貸しません。
戦を、当たり前と思っている。そして、なるべくするべきだと思っているのです。

結局、私の願いもむなしく、父上は開戦を決めてしまいます。
私は、乳母やほかの従者たちに、安心しろと伝えています。
「お前たちは、私が守るからな」と言っていますが、乳母たちは、それが言葉だけのものと思っているようで、とても切なそうな表情をしていました。

戦争、そして死

結果として、戦は失敗でした。
誰と戦ったのかは分かりませんが、そもそも相手になりませんでした。
父は出し抜かれ、領地に火が放たれました。
屋敷だけではなく、農民たちの家も、木も、何もかも焼かれました。
相手は、我々の領地なんかはどうでもよかったのです。

戦乱の中、父は戦死。
自分も、なんとか村を守ろうと思ったけれど、相手が火ではかなうはずもなく、全てを焼かれてしまいました。
その前に、左腕を一本、やられたようです。矢でしょうか。
衝撃があり、痛みを感じました。

左腕を負傷し、私は火の中で死にました。
乳母たちに、村人たちに、守ってやれなくてごめん、と考えていました。

魂が体を離れると、彼の無念の思いが伝わってきました。

戦なんて、やはり必要なかったのだ!
わしは、皆を守りたかった。
なぜ、このように皆が苦しまねばならないのだ!
もっと、皆が幸せに生きるための方法はなかったのか!

わしは、平和のために尽力したかったのじゃ…!

彼の思いと一体化して、涙が止まらなくなりました。

それから空にのぼっていくのですが、ここからは色々なやり方、そしてその時によって感じるものも様々なので、これはあくまで「今回の」私の感覚です。

気づけば、私と森王丸さんは、ふたつに分かれた意識体となっていました。
空に、木でできた大きな船がやってきました。青空を飛んでいるのです。
そこに二人で乗ると、室内から、雲のような人(雲のように気体というか、もくもくしている人)が出てきました。

あなたは、私の関係者ですか?と雲の人に聞くと、いや違う、私は彼(森王丸)さんのガイドだ、という感覚が伝わってきました。
すると、私のガイドも空から飛んでやってきて、船に降り立ちました。
森王丸さんが、「おうおう、これはものすごい御仁が来たなあ」と笑いました。
森王丸さん、とてもよく喋る(語る)人でした。

空の上で、教えてもらったこと

ここからは、私たち二人と、それぞれのガイド(導く存在)四人で話が進んでいきます。

あなたは私に何を教えてくれたのですか?
と森王丸さんに聞いてみました。

すると、皆のために、世界の平和のために働こうという意思、と返ってきました。私が極端に戦争を嫌いで、とにかく平和が好き、平和のために自分は活動していきたい、と常に思っているのも、彼からの強い影響があるようです。

彼は、自分が平和に尽くせなかったことをはじめは悔やんでいましたが、彼のガイドは気にすることはないと言っていました。
「この時代に、こうやって生きたこと、自分の信念を伝えながら生きたことが大切なのだ」と言っていたようです。

森王丸さんは、これからは私が平和のために活動をしていくことを、全力で応援してくれるそうです。
また、なにかを渡されました。
金色の、三日月形の置物…?かぶりもの…?
ちょっとよく分かりません。

何の意味があるのかと聞くと、「そのうちにわかる」と笑っています。
お前の価値を高めるためのものだ、ということだけは伝わってきました。

それから、四人で色々な話をしました。

今の世はすごいなあ、と森王丸さんは感心していました。
スマホなんかにも興味津々です。柔軟な思考の方のようです。
そして、「戦争がなく、平和な世であることを、もっと楽しめ」と言っていました。日本は、戦争がないことを誇っていい、ということです。

そして、全ては共鳴で伝搬していく、というようなことを教わりました。
森王丸さんのしたことも、結局は共鳴になったのだそうです。

お前の意識、そして在り方が、響きとなる。
それが共鳴し、共鳴したものの意識が集まるのだ。
距離は関係ない。共鳴はどんなに遠くにいても、起こるのだ。

そのようなことを聞きました。
そして、人々の喜びのための共鳴こそ、より大きく響くのだということ。

だからこそ、一番大事なのは、自分の心、意識、在り方なのだということ。
肝に銘じようと思いました。

すると、素直で謙虚なのは、よきこと。とその場の皆に笑って褒められました。

森王丸さんに、さきほどの過去世についての情報を教えてもらいました。
いわゆる戦国時代という頃、1500年代だったということ。
森王丸さんは、佐久間の家の長男だったということ。
名前に盛がつくが、森が好きなので、森王丸と呼べと皆に言っていたこと。

「屋敷にな、庭があってな。わしはあそこが好きじゃった。自然に調和して生きて、そして自然に死ぬ。それが成り立っていた。まさに、あれこそ『調和』であり『平和』だった。だから、自分は世界をそんな風にしたいと思った」

だから、森も好きなのだなあ、と自然に分かりました。

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さて、森王丸さんは、これから雲の人と一緒に、木の船で世界を見て回るそうです。そうやって、今の世と、平和の実現に成功した国を見て回り、見聞を広げるのだとか。
私が今までみた前世さんの中で、初めてのパターンです。面白いなと思いました。

それでも、いつでも呼べば来ると言われたので、その力を今後も頼っていこうと思います。

後日談

さて、ヒプノセラピーから現実にもどってきて、私には調べたいことが色々ありました。
そもそも、私は佐久間氏という武家を知りませんでした。佐久間氏に、盛という字のつく人がいるかどうかも、全く知りません。

検索したら、出てくるのかしら?と思って、ググってみました。

なんと。出てくるではありませんか!!
佐久間氏。しかも、名前に「盛」という字が付く人が大勢いらっしゃいます!!
これにはビックリ。

ただ、森王丸さんは、元服した後の名前を決して教えてはくれませんでしたし(自分にはいらない名前なのでしょう)、平和に生きたがったということ、若くして戦死したことを考えると、ネットで有名な方ではないはずです。
そう思って色々見ていると、歴史上有名になった武士の方は、戦が好きな方が多いなあと思いました。

きっと、森王丸さんは、自分が有名でないことに、晴れ晴れとしているに違いありません。平和を愛した証拠なのですから。


さてさて、そんな感じで私の今回の体験(のごく一部)をしめたいと思います。

ヒプノセラピーをすれば、最初からこのように流れるようにイメージや言葉が出てくるわけではありません。
私自身、映像は見えません。断片的なイメージが出てくるのと、基本的には言葉がどんどん降ってくる感じです。これにも、個人差があります。
映像がどんどん見えるタイプ、映画のように客観視するタイプ、音がよく聞こえるタイプ、理論的にわかるタイプ、いろいろです。


ガンコで、誘導に従いたくないと思うタイプや、「頭で理解しよう」と頑張るタイプ、あとはリラックスが苦手なタイプはなかなかイメージがわきづらい可能性はあります。

瞑想をよくしたり、夢をふだんからよく見て覚えていたり、自分との対話をよくしている方は、最初から一気にイメージがわく方が多いです。

いくつかある体験談のひとつとして、あなたから面白がってもらえたら、それで私はとっても嬉しいです♪

最後まで読んでくださり、ありがとうございます!


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