バンギャがLDHにハマるまで②~高校生から社会人編~

ものすごく今更感が拭えないが、バンギャという単語を知らない方もいるやもしれない。
バンドが好きなギャル→バンギャ→ギャ
対して男子→ギャ男
(最近全く聞かないから使わないのかもしれない)

更に年代でも呼び名が変わる。
10代はバンギャ→20代はオバンギャ→30代はババンギャと進化(老化?)を遂げていくのである。
私のようにV系黄金時代から生きている人間は何ギャになってしまうのだろうか。

そして更に余談であるが、バンギャを辞めるときは『上がる』のである。
メジャーデビューしてバンドの路線が諸々変わった時に上がるギャは多い。気がする。


さて、高校生になった私は前髪パッツン姫カット
制服のネクタイはh.NAOTOかPEACE NOW
私服は甘ロリ、ゴスロリ、ゴスパンと見事な変貌を遂げていた。

・甘ロリ≫少女らしさ、甘さをぎゅぎゅっと詰め込んだ王道ロリィタ。白やピンクが基調
・ゴスロリ≫ゴシックロリィタの略。黒が基調
・ゴスパン≫ゴシックパンクの略

毎週末は地元の有名な公園でV系集会なるものがあり、麺の誕生日はバースデー集会が行われ、名刺交換やペーパー交換が行われていた。

・麺≫メンバー
・バースデー集会≫例えば筆者の推し麺キリト氏の誕生日であれば『キリバ集会』
・ペーパーに関しては古のオタク用語のため割愛

集会後に多種多様な服装(それも数十人)で歩いた後はぺんぺん草すら生えない。

てかなんでV系用語だけでこんな尺使ってんだ。
とまぁこれ程までに言語すら違うんじゃねってくらいLDHとV系は異なる文化なのだ。



さて、ここまでV系について語っていた私だが、実は聞いていた音楽はそれだけではない。
親友の影響でHIPHOPやロキノン系も通ってきた。それこそフェスにだって行ってた。
この辺りが後にLDHも受け入れられる布石になっていたのかもしれない。

・ロキノン系≫凡そ90年代〜2000年代に流行ったロックバンド。雑誌『ROCKIN'ON JAPAN』からきている説が濃厚

しかしその頃の私は立派なピエラーでキリターでありキリタカー。

・ピエラー≫通称ラー。PIERROTファン
・キリター≫キリトファン
・キリタカー≫キリトとTAKEOのファン

PIERROTにズブズブにハマっていた折、忘れもしない2006年4月12日。
オフィシャルサイトに突如現れた解散の文字。
何もかも終わった。空っぽだ。そんな感覚。

しかしそこは我らがキリト神。KOHTA、TAKEOと共に同年8月14日にAngeloを始動。
もうね、そんなどん底からすくい上げてくれたら一生ついて行くに決まってんじゃん????
ちなみにAngeloファンは通称ジェラーです。略して結局はラーです。

さて、時は2015年。お茶の間でも街中でも合コンでも世間はR.Y.U.S.E.I.   R.Y.U.S.E.I.  そしてR.Y.U.S.E.I.

Angeloにどっっっぷり浸かっていた私でさえ三代目 J Soul Brothersの名前は知っていた。
キリト氏でさえMCでは『どうも、三代目 J Soul Brothersです』と名乗ったり、スタッフTシャツには『○代目Angelo crew』と入れる乗っかりっぷり。
言ってしまえば悪ノリ。当時の私はなんの違和感もなかったし、なんなら真逆の位置にいる人々という認識だったから嘲笑してすらいた。
(ほんとごめんなさいマジで陰と陽すぎて当時は受け入れられる容量がなかったんですほんとごめんなさいこの頃の私をジャイアントスイングしたい)

当然だが、この時の私がLDHと交わることなど考えられないのはおわかりいただけただろう。


そして次回、バンギャ LDHの沼に落ちる編。




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