サッカー・インテリジェンス #023


『個人的な見解』

…今シーズンのブライトンは、本当に強い。
三笘くんが移籍するまでは、
クラブの存在そのものを知らなかった。
そのクラブが、プレミアリーグ暫定で6位とは…。
(それにしても、リヴァプールは調子を落とし過ぎたな。)


『ゲームへの考察』

1-4で、また大敗。

…色々事情は聞いているが、
この若いチームは、安定感が無さすぎる。
観ていて、退屈なゲームであった事は正直に書こう。

僕は以前に、ショートカウンターの有効性について、
ブログに書いた事もある。

欧州サッカーでは現在、ショートカウンターが猛威を
振るっている事は、これまでにも何度も書いた。

ショートカウンターは、あくまでもひとつの戦術として
機能させる場合においては、面白いのだが (オプションとして)
それらをメインの戦術として採用し、
ゲーム中、ひたすら、それをやり続ける事に関して言えば、
サッカーという競技そのものがつまらなくなるし、
あまりにも一方的過ぎて、観ていても退屈にしかならない。

創造性に欠けるプレースタイルが主流になれば、
それは、サッカーというスポーツの衰退にも繋がる。
サッカーはスポーツ競技であるし『戦争ではない』のだ。

そしてそれは、ティキタカにも言える事である。

…近年、欧州の選手らが、創造性に欠けてきているといった
話を聞いた事があった。
その話もあながち、ただの噂話ではないようだ。

『型にはめられたサッカー』という存在が、
時として、いかに多くの人々を失望させるか、
裏方の監督やコーチ陣は、理解を深めた方がいいだろう。

相手の前線の選手3~5人が、常時ハイプレスを仕掛けて来ていて、
ゲームの主戦場が自陣後方の位置に『させられている』時点で、
ブライトンの敗北は、目に見えていた。

スティールは、徐々に対応していたのだが、
いかんせん、チーム全体として、
これらの対応が出来ていないのは問題である。

では仮に、ブライトンのチームメイトに、メッシや、
モドリッチといったワールドクラスの選手がいたとしよう。

彼らからすれば、チームが相手の猛攻にさらされていて、自分が
なかなかボールに触れない状況が続いていれば、どうするか?

フリーで動ける場合が多々ある彼らであれば、
前線から後方に降りてきて、味方の進撃をサポートするだろう。

その分だけ、攻撃の精度は落ちるし、遅攻にも繋がるが、
失点を重ねて、ゲームに敗北するよりは、遥かにマシな選択肢。

ピッチを広く使わずに、選手が密集しているエリアで多く
プレーしていれば、いつかはボールを奪取されて当然なのだ。

ハイプレスに対応されて、ボールを奪取出来ないと
相手チームが理解すれば、ハイプレスは自然とやらなくなる。
誰しも、ハイプレスをするだけで、
自分のスタミナを空にはしたくないだろうからね。笑

前線の選手らが攻めて来ているという事は、
彼らと後方の間には、広大なスペースが空いているという事。
そこにボールを落として、カウンターも出来ないというのは、
それはもはや、ただの準備不足でしかない。

ブライトンは、いいサッカーをしようとしている。
ニューキャッスルは、それを阻止していた。

詰まる所『ただそれだけでゲームが終わった』という話。

…英国首相、スナクさんは、サウサンプトンファンだったのか。
2部に降格が決定しているという事で、本人は意気消沈。笑

次回、ブライトン VS サウサンプトン。


THE END 



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