#燃え上がる火の手

『…提督!…至急、ブリッジへとお越しください!』

『…うーん…何事か?』

『…連中の過激派グループが、我が艦隊の前衛艦の内部に、
突如として侵入!…艦からは火の手が上がっております!』

『…すぐに行く…。』

『…お待ちしております!』

ベッドから飛び起きたアイランダーは、
眠たい眼をこすりながらも、
部屋に掛けてあった上着を持ち、艦長室を飛び出した後、
ブリッジに向かって、足早に歩きだした。

『…おのれ…。』

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