#欺瞞と怨念と腐敗の共和国

『…こちらが国際連盟による、全20ヶ条に渡る要求項目です。』

『…要求項目だと…?』

…。

…ザワザワ…ザワザワ…。

『…な…何だ、これは!』

『…何と、無礼な!…。』

『…内政干渉するにも、程があるじゃないか!』

…。

1.主権国家である事を自覚し、何事も外国に頼らず、
自分たちで責任をもって、物事を決め、国家を運営していく事。

2.外国との関係性は、協調性、連帯性を持ち、また敬意を表し、
国を開放し、つまらない事でいちいち抗議する事はせず、
互いに理解し合い、友好関係を築き上げる事を至上とする事。

3.身分の高い者は、身の回りを清廉とし、勉学に励み、
肉体を鍛え上げ、国民の模範となるような言葉遣いや、
身の振る舞いを心掛け、常に高い倫理観を持ち続ける事。

4.選挙を経て政治に携わる、正当な資格を得た者は、
仲間の議員らとの武力抗争、主導権争い、派閥間の争い、
利権漁り等を日々の日課とするのではなく、
常に政治の王道を説き、協調性や連帯性を持ち、また団結し、
国民に対しては、常に至誠の心をもって向き合う事。

5.議員らは、広く国民の声に耳を傾け、国家の繁栄に寄与し、
国防努力を怠らず、税を軽くし、経済を成長させ、
国民の生活が豊かになれるように、励まなければならない。

6.憲法の精神を理解し、法を遵守する事。

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