大学時代(7)オタク編

この時代の俺の青春と言えば、エヴァとジャイアントロボだったな・・・特にジャイアントロボはOVAの最終巻が2年ぐらい遅れてようやく世に出た時、当時は配信サイトはおろかTUTAYAのアニメコーナーも無かった時代なので、みんなで手分けしてレンタルビデオ屋を回って見つけた奴が借りて集まってみんなで大騒ぎしながら観た。今は家で簡単に見れるのであんなイベントは起きないんだろうなあ。

ゲームはセガサターンとプレイステーションの時代でコンシューマ黄金期と言っても良かったと思う。名作めちゃめちゃあった。エロゲも当時はやってなかったけど「鬼畜王ランス」とか「YUNO」が出てた時代なので、絶頂期と言って良かったと思う。どっちも後でプレイして「1996年の時点でこんな凄まじいゲームが!?」と驚愕した。当時、商業エロゲのオタク業界に与える影響って凄かったんですよ。オタク文化の最先端って感じで。今は見る影もないけど。

アニメは深夜アニメがチラホラ始まったあたりか。こんな時間にアニメやって誰が見るんだよ、と思ってたけど、まさかそれがアニメの主流になるとは全く思わんかった。漫画も大学の先輩とかに色々教えてもらったけど、特に島本和彦と永野のりこはその後もずっとハマり続ける事になる。そういえば、「やおい君の日常的でない生活」という魔夜峰央短編集に収録されてる「翔んで埼玉」という漫画がすごいぞ、というのも教えてもらって読んでた。当時既に10年以上前の古い漫画だったんだけど、そこから更に20年以上経って映画化されるとか1ミリも予想できなかったよ・・・。

あと、「萌え」という単語が流行りだしたのもこの頃なんだけど、最初すごく抵抗があって使わなかったの覚えてる。割と当時はそんな空気だったような・・・2000年代に入ると無意味な抵抗になるんだけど。でもまあ、萌えと言われるジャンルの作品はその後もずっと苦手だったし今でも特に好きではない。まあ、今、「萌え」ってほとんど聞かないけど。

コミケに初めて行ったのも大学の頃だったな。後輩に「コミケ行った事あります?ない?行きましょう!明日は始発で来て下さい」言われて、言われるがままに始発で行って一緒に並んで「先輩はここ買ってきて下さい、新刊全部って言えばいいです」って指示されるままに買って、お昼ぐらいには買い物が済むのでコスプレ広場でカメ小してた。ていうか、これがキッカケでコスプレにめちゃめちゃハマった。本はたまたまウロウロしてて見つけた評論とか「その他」みたいな雑多なジャンルで面白い本がいっぱい見つけて、エロ同人よりそっち買ってたな。ていうか、この後20年くらいコミケに通う事になるんだけど、エロ同人ってほとんど買った事なかったりする。

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