会社員時代(10)四社目の頃

四社目、入社したは良いけど、初っ端からモチベーション低かった。転職活動の時に「出先の会社で仕事するのは良くない、自社で仕事できる会社にしよう」とか考えるようになってたのに、基本的に出先で仕事する会社だったから。とは言えこの時すでに37歳、もう理想の職場とかは無理・・・中小とは言え今までの個人事業主みたいなとこよりは遥かにちゃんとした企業だし、贅沢言ってられないか・・・これでも今までよりはランクアップしてる訳だしな・・・と妥協するのだった。

で、そのまま転籍前と同じ現場で続行・・・というのも色々問題があったので、一旦同じ現場だけど違うチームへの配属となり、ここで会社の空気がすごい違う事に大変戸惑う。あれ?ミスった?というか、長い事実質フリーランスみたいな状況だったので、会社組織の一員となる事にまず戸惑ってた。リハビリ必要だこれ。

その後も違う会社の現場になったり序盤はドタバタしたけど、結局、三社目の会社にいた時と同じ現場に戻るのだった。ただ何だかんだで半年ぐらい離れていたので勝手が違う。うわーこんなはずでは・・・と思いつつ、知った顔も多いので全く分からない訳でもなく、その後2年くらいいたのかな、でも流石にトータル8年とかいると飽きてきたし他の現場も知りたかったので異動させてもらう事にした。

が、次の現場が良くなかった。めちゃくちゃ昭和なノリの会社で、肉体的な暴力こそ無かったものの、怒鳴ったりとか机叩いたりとかパワハラとか普通にバリバリあるとこだった。俺も新人の頃はそういうの当たり前の所から始まってるけど、ぬるくて平和な環境に長い事いたのですっかり耐久力落ちてたのと、加齢で精神力も弱ってたので、テキメンにメンタルやられた。病院通ってお薬もらうようになっていった。

しかし、年齢も40歳過ぎたし、もう転職とか無理だなあ・・・現場は変わるかもしれないけど、会社はこのまま今のとこに骨をうずめるしかないか・・・と諦め気味。婚活諦めたのもこの頃。もう人生色々諦める時期に来ていた。

そんな時、昔の友人から「前に自分がいた会社で情シスがいなくて困ってるんだけど、来ない?」と連絡があり、あ、自社で仕事できるじゃん、と転職したのが、5社目。今の会社になるのだった。2019年、42歳になっていた。

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