おかあさん、ごはん係 やめます。 (1)
今日も夕方になると気分が重い。
晩ごはん作らなくちゃ。ヘトヘトな頭と体に鞭打ってごはん作り。
なんだか気持ちも入らず、食べる人に申し訳ない。
料理上手な妻、おかあさんになりたいと思って、約10年頑張ってきてみたつもりだけれど、やっぱり、たぶん、向いていない。もっと正直に言うと、毎日毎日面倒でたまらない。
こんなこと口に出したら誰かに怒られそうだ。やっぱりお母さんの仕事だよね。みんな我慢してやってるのかな。あと何十年やり続けるのかな。怠惰なのだろうか。。
いや、何かよく分からない自分の思い込みは捨てて、私の家族のあり方は自分たちで作っていきたい。私は私の得意なことで家族にも世の中にも還元したい。不得意なことは正直に話して、助けを求めてみようと思う。
*
我が家は夫婦+子ども3人(8歳〜3歳)
全員食べることが好き。且つ、食欲旺盛。食べる量が多い。
食べさせても食べさせても、すぐに「お腹すいた〜」と言いにくる。
一日中、食べ物作って片付けて の繰り返しをしている気がしてくる。
たまにはノリノリで料理することもある。ものを作るのは好きなので作業自体は嫌いではない。
なのに、この気の重さはなんだろう。
気負いすぎているような気もするし、料理への熱量が足りていないような気もする。
とにかく、得意ではない。
家族の中で、なぜ私がごはん係になってしまったのだろう。
夫は朝出勤し夜に帰ってくる、私は産後お給料をもらえるような仕事はしておらず、家にいて子育て家事担当だったのだから、まあ当然だよね。しょうがない。なのでサボりながらもなんとかやってきたのだけれど、必要以上にごはん作りに消耗している気がする。
末っ子が幼稚園に入園し、少し時間ができた今 また仕事をと思っているが、今のままではとても体力も気力も保たない。家の中の仕事の配分を調整しなくては。
ごはん係降りよう!
ではどうしよう。
候補1:料理を作ってくれる人を雇う→家計的にとても厳しい。
候補2:毎日外食→家計的にとても厳しい。栄養管理が難しい。近くに家庭的な定食屋さんがあればいいのになあ。。せめて週一でもそこで一息つければいいのにな。
候補3:レシピが決まっている状態で材料を届けてくれる宅配を頼む→簡単で良いが、家計的にも厳しい。
候補4:夫に頼む→すでに家事をかなり負担してくれているし、帰宅時間もまちまちなので、無理だろう。
候補5:こどもが作る→作れるかどうかはさておき、作ってくれたらいいな!!!それ最高じゃない!
子どもが作る。子どもと作る。
子どもだけで作れるようになるのは遠い未来だろうけど、少しづつ教えて一緒に作ることはすぐに始められる。ごはん係は私(母)が一人でやっていたけれど、全員でやる。これ、めちゃくちゃ良案ではなかろうか。
ちなみに夫は第三子が生まれてからは朝ごはん係を担っている。
ごはん係、みんなでやろう!
子どもの食育にもなり、コストもかからない。戦力になるまで、もしくは作れるようになるまで今以上に手間はかかるだろうが、やり続ければいつかできるようになるだろう。
みんなでやりたい。そうしたら私も、楽しい気持ちでキッチンに立てそうな気がする。
おばあさんになった時に「あの頃は、みんなでごはん作って楽しかったわね〜。」なんて言っている気がする。
子どもにとっても、自分でその土地の食材を買ってパッと調理することができるって、生きて行くのに大切な能力ではなかろうか!(ごはん作るのめんどくさいと思っている人がよく言うわ笑)
現在は一番上と真ん中の子は小学校の低学年、末っ子が幼稚園児なので、今すぐに楽にはならないだろうが、ものすごく希望がある。
子どもたちは皆、食べることが大好きで、作ることも好き。これは提案したら乗ってくれるような気がする。
これはいい。さっそく家族に提案してみよう。
-つづく
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