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脱デジタル!イラストが趣味の自分が万年筆に目覚めた理由 Vol.2 選んだのはカスタム743 FA。さあ描こう!


こんにちは。井澄です。

このnoteでは、「イラストが趣味な私」が

万年筆で絵を描き始めた経緯について書いてます。

パイロットカスタム743FAについても詳しくレビューしてますよ!

1の続きになりますので、未読の方はぜひ!


アナログで書きたいけど、つけペンは苦手…

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さて、前回完全なデジタル作画から

アナログを取り入れようとした私ですが、迷いがありました。


それは、つけペンが非常に苦手だったことです。

多くの漫画家さんもアナログ+デジタルで作画されています。

それは、皆様がつけペンで充分な表現ができるからです。

かつて私が「つけペン無理!」と決意した理由を挙げたいと思います。

(以降、トーンワーク等の仕上げ作業をデジタルで行うことを前提としています)


1、いい感じのところでインクが無くなる!

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ペンの使い方は練習あるのみです。

線の表現も練習あるのみです!

ただ、このインク切れはどうしようもないのです。

つけペンで作画する上で、Gペンでも丸ペンでも

スクールペンでもカブラペンでも、

つけペンを使う限り付き合っていかなければなりません。


2、机や指を汚しやすい

慣れないうちは、とにかくペンに付けるインクの量がわかりません。

ポタポタ落としてしまったり、

気付かぬうちに指に付いていたり。

私は紙、ノート、机、様々なものを汚しました。

これは性格があるのかもしれませんが…

私はずぼらなのでだめでした。


3、ペン先は結構な頻度でだめになる

これはタブレットのペン先と同じですが、

つけペンのペン先も消耗品なのです。

自分好みの描き味になってきたなあと思ったら、

交換して新しいものに逆戻り。

「せっかく育ててきたのに!」

そう思う人は多いのではないのでしょうか。

(ちなみに、交換頻度は人によるそうです)


万年筆って、どうなの?

そんな私が思いついたのが、万年筆でした。

しかし、ここでも迷いがありました。

過去にPilotのコクーンを使っていたことがあったのです。

その描き味を思い出し、無理かと諦めかけました。

その理由はこちらになります。

・硬くて描き心地が悪い

・インクが全然出ない!

・重くて手が疲れる

今思えば、これらは万年筆とつけペンを比較していたからだと思います。

現在コクーンを所有していませんが、

いま書いてみたら全く違う感想になるのではないかと思います!


……そんなこんなで

「誰か同じことを考えている人はいないか」

と思いネットで検索したところ、たくさんいるではありませんか!

そしてこのページで見つけたのが、PILOT CUSTOM743 の記事でした。


PILOT CUSTOM743 FA(フォルカン)との出会い

ペンへの凄まじい熱量を感じながら、上記の記事を読みました。

まとめたものがこちらになります。


・パイロット独自の特殊ニブ

・超ソフト調で、「毛筆のよう」

・…だけど30,000円。ペン1本に30,000円

・しかも万年筆初心者にはレベルが高く、扱いにくいらしい…


うーん。

もし購入したとして、

ペン入れもできず、字すらも書けなくなったらどうしよう。

またあのコクーンのように何処かに封印したまま

二度と使わないことになるのでは…

うーんどうするか。

買っていいものか。

うまく使えるのだろうか。

うーん。


悩みました。珍しく悩みましたとも。

ただ、実際は1週間くらいの短い時間で、

意外とすぐに購入に至りました。

それはおそらく社会人になっていたことと、

Amazonでの価格が安かったからというのが大きな理由ですね。

こちらが、カスタム743FAです!

さあ、万年筆で描こう。

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さあ、無事に手に入れました!

購入する際、注意していただきたいのはニブの種類です!

カスタム743はニブの種類が多いのですが、この記事で紹介しているのは

超軟調ニブのFA(フォルカン)ですよ!


さあ、万年筆を手に入れ紙を引っ張り出し、インクも選びました。

(インクに関しての記事ありますのでこちらからどうぞ!)

こちらがPILOT CUSTOM743 FA(フォルカン)です。

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ニブ(ペン先)はツルツルで、カブラペンのような形状です。

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私は、万年筆の綺麗な装飾も好きなので、見た目はちょっと物足りない。

(右は、ペリカンのスーべレーンです)

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しかし、驚くはその書き味!

力の入れ具合でこれだけの差が出ます。

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これだけだらだら線を引いても、安定した線です!

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さらに入り抜きが綺麗に表現できる、潤沢なインクフロー!

軽く紙に載せるように動かすだけでも、線がかすれることはありませんよ。

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これが、一つ下のモデルのCUSTOM742 FAではこうはいかないのです。

(今後この二つの比較記事も作りたいと思います!)


柔らかなタッチが特徴の素晴らしいペンを手に入れてはや三ヶ月。

絵を描くというより、最近はペンを育てるために描いてる、

と言っても過言ではありません!

絵を描くモチベーション維持にかなり役立っています!


終わりに

最後に、この素晴らしい万年筆一本で

ペン入れした作品を載せたいと思います!

テーマは「万年筆で描こう!」

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今後も万年筆だけでなく様々な記事を投稿していこうと思います。

どうぞよろしくお願いします!

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