見出し画像

初めてカウンセラーに興味を持った頃のこと

こんにちは、あきです。
noteを書くのは久しぶりです。

なぜかというと、仕事の後に課題に追われる日々を過ごしていたからです。
現在私は、カウンセラー根本裕幸さんのお弟子講座(カウンセラー養成スクール)の9期生として勉強をしているのです。

そして先日、リアルで行われた2日間の講座に出た後、しばらく燃え尽きてしまっておりました。

しかしあまり休んでいる暇はありません。
今回も山のように課題が出ているのです。

気持ちばかりが焦ってしまうのですが、前回ギリギリに取り組み始めて大変な思いをしたので、これからぼちぼちやっていくつもりです。

さて今回は、私が初めてカウンセラーに興味を持った頃の話を書いてみようと思います。

クラスでひとりだったあの頃

私は高校2年の約半年を、クラスでひとりで過ごしていました。

最初から高校の雰囲気が合わないと感じていました。高校1年のときにできた友人はひとりだけ。その唯一の友人とは、高校2年になったらクラスが離れてしまいました。

新しいクラスはどちらかというとメイクをしっかりしているような大人っぽい子が多く、地味で、高校デビューもしていなかった私は完全に居づらさを感じていました。

中学は違うけれど、塾が同じだった顔見知りの子が同じクラスにいたので、何となく一緒にいたのですが、あまり楽しさを感じることはありませんでした。

忘れられない出来事

そんな私にとって事件が起こったのは、秋の修学旅行の夜のことでした。

修学旅行で泊まった部屋は7人部屋でした。その私とよく一緒にいた子(友人とは言わない)が、少し前から話すようになっていた5人組と一緒の部屋でした。

その子はその5人組の人たちと話せるけれど、私はそんなに話すことができませんでした。だから夜は早く寝ることにしたのです。

ですが布団に横になっていても、その子たちのおしゃべりはずっと聞こえてきたので、長い間全然寝付けていないままでした。

そんなときに私の話が出てきたのです。

ふだん一緒にいた子が、本当は私と一緒にいたくなかったこと、私の嫌なところなどをその5人組に話していました。

それに対してその5人組の人たちは、私の見た目についてなどの話をしていました。
そこで心の傷になるような悪口を言われなかったことだけは、救いだったなと思います。

その話を聞いて、私は次の日からそれまで一緒にいた子から離れ、ひとりで過ごすことを決めました。

ひとりでいるのが怖いからといって、好きでもない子にすがりたくはありませんでした。
だから何も言わず、その子から離れました。

それからの私は移動教室も、授業の合間の休み時間もずっとひとりでいました。

でもお昼ごはんだけは、どうしてもひとりで食べる勇気が出ませんでした。
だから高校1年のときの友人にお願いし、その子のクラスのグループの子たちに混ぜてもらってお弁当を食べていました。

ですが、そのグループに混ぜてもらっていてもあまり話すこともできず、私はいつも苦しさや申し訳なさを感じていました。
それでもひとりで食べるよりはずっと良かったのです。

私はこの頃、「どうして私は私なんだろう」と思っていました。周りのみんなは学校生活を楽しんでいるように見えるのに、私はそうではありませんでした。

私ではない他の誰かになりたい、何回もそう思っていました。

私はそういう状態にあっても、表面上は何でもないようなふりをしていました。
でも心と体には影響が出ていたのでしょう。

国語の授業で音読をするとき、今まではそうではなかったのに、声がすごく震えるようになってしまいました。クラスのギャル男風男子にからかわれたこともあり、音読を当てられることが怖くなってしまいました。

だから私は意を決して国語の先生のもとに向かいました。事情を説明し、「音読で私を当てないんでほしいんです」と伝えたところ、先生は快諾してくれました。
これは本当にありがたかったです。

また、お腹の調子がすぐれない日が増え、みんなが授業を受けている間に、何回か保健室で休ませてもらっていました。
「制服をゆるめて横になって」と言って、休ませてくれた保健室の先生は優しかったです。

この頃、雨が降る日が嫌いではありませんでした。雨が降ると空気がしっとりと感じられ、いつも騒がしい教室も、ほんの少し落ち着いた雰囲気になるように思えたのです。

いつも静かにしていた私には、雨が降ったときのその雰囲気に、ほっとしたものを感じていました。

そういう日々を送っている頃、偶然、臨床心理士という職業のことを知りました。記憶があいまいなのですが、何かの雑誌の記事で読んだのだと思います。

仕事内容に興味を持ち、どうしたらなれるんだろうと調べてみると、私にはすごくハードルが高そうなことがわかりました。

でも、私のようにひとりでつらい思いをしている人が、気軽に話せるような存在になれたらいいなと思ったことは覚えています。
そして大学では心理学を学んでみたい!という夢ができました。

先日行われたお弟子講座で、私は同じグループで実習していた同期のみんなにこの頃の話をシェアしました。話すには勇気がいりましたが、そこでみんなからもらった言葉はどれも嬉しく、あたたかいものばかりでした。

そのときはみんなからの話を聞くだけで精一杯だったけれど、帰りの電車でそのことを思い出していたら胸がじーんとしました。
すると、目の前が涙でにじんできてしまったので、あわてて目を閉じました。

同じグループだった皆さん、ありがとう。
あの頃の自分が少し救われた気がしました。
そしてここまで長い文章を読んでくださった方も、どうもありがとうございます。

こうやって少しずつ、私のことも書いていけたらと思っています。また書きますね。
あきでした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?