【映画】恋妻家宮本

映画「恋妻家宮本」を見た。育ててきた一人息子が結婚を機に巣立ち、2人で暮らすこととなった2人が主人公。専業主婦でがんばってきた妻にとってはこれから何を目的に生きていくか迷う時期。一方、夫は仕事とは別の趣味(料理)を見つけ日々をいきいき過ごしている。こうした迷いの中、妻は離婚届を書き、それが夫に見つかってしまう…。

以下、ネタバレを含みます。まず、特に美しい景色や迫力のある音がないので、映画館で観る必要はあまりないように思われた。さらに、心の声がやたらと語られる点が気になった。テレビなど「ながら視聴」をしている人がいる場合はそうした語りは親切なものであるが、映画は映画館で真剣に観ていることを前提に作られるので、心の声はくどくなるように思われた。

一方、エンディングのシーンは好みであった。結婚生活うまくいっているように見える人、うまくいっていないように見える人、新婚の人、結婚してしばらく経っている人、そして未婚の人。みんななんだかんだ楽しそうに歌を歌っていた。ミュージカル映画は好みではないが、この多幸感は好きだった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?