【美術館】ハプスブルク展

国立西洋美術館で開催されているハプスブルク展に行った。ここ1,2年はウィーン・モダン展(国立新美術館)であったり、神聖ローマ帝国皇帝 ルドルフ2世の驚異の世界展(Bunkamura)であったり、ハプスブルク家と関連する展示が多いように思われるが、この展示ではハプスブルク家に着目されていることもあり、その歴史的な要素が強かったように思われる。

個人的に最も響いたのは、ハプスブルク家の有終の美と称されていた最後の部分である。政略結婚を通じて栄に栄えたハプスブルク家であるが、やがて終わりが来る。その人間がフランツ・ヨーゼフ1世である。盛者必衰ということで寂しくハプスブルク家は表舞台から退いていったのかなと思っていたが、フランツ・ヨーゼフ1世は奥さん(美しい)ともども国民から人気があったらしい。

マリー・アントワネットの絵の直後にあったためか、ハプスブルク家は良い終わり方をしたのだなと思えた。

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