【映画】わたしはロランス

映画「わたしはロランス」を拝見した。男性の身体であり女性を愛しながら「自分は女性である」という認識を持っている主人公が、自分に正直に生きるために服装を女性のものに変えるなどする。このことは恋人との関係性を複雑なものにする。恋人は主人公を愛しており、女性として生きる主人公を応援したいのはたしかだが、急に女性になろうとする主人公に対してどうしても戸惑いが隠せず、なおかつこのタイミングで妊娠が発覚するなどし、2人は距離をおいてしまう。

結局、この2人の関係性はどうなるのか。各々が1人で生きていくのか、別の人間と結ばれるのか、相手のことを忘れて生きていくことなどできるのか。こんな状況になれば出会わなければ良かったとさえ思えてしまいそうだが、やはり出会えて良かったんだろうなと思わせるラストシーンがとっても好きだった。3時間近くと大変に長い映画であるが、ラストシーンだけでも見る価値はあるかなと思った。

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