【映画】泣く子はいねぇが

映画「泣く子はいねぇが」を拝見した。太賀特集の映画。自分はお酒を飲んで記憶を失ったことがないので分からないが、お酒の失敗で自分の人生や親子関係を台無しにするというのは辛いものだなと思った。飲み始めるときはおそらく大丈夫だと思っているが気づいた頃には終わっているという皮肉。そして反省しようにも、お酒を飲み始めたことを反省すればよいのか、お酒を飲みすぎたことを反省すればよいのか、酔っ払ったときの行動を反省すればよいのかわからない。でも他者からは全てを責められるので、どうしようもなくなる。

本作はお酒を飲んで大失敗して妻に縁を切られた主人公が、なんとしてもよりを戻そうとする1作。妻との復縁は難しくてもせめて娘とだけは会いたいと行動を起こすが、しばらく見ていないと誰が娘であるかを知ることもできない。結果、娘がいる場所やタイミングを狙い撃つしかない。妻との関係が難しいのに娘と会えるのか?と思ったが、素性を隠して何かの振りをすればよいわけでそれが予想と違っていて面白かった。

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