人生タクシー

映画「人生タクシー」を見た。イランの映画で、映画監督がタクシー運転手になった上で乗客とのやりとりを描いた作品である。イランのタクシーは相乗りするのが慣習であるため、乗客と運転手(=監督)のやりとりのみならず、乗客同士のやりとりも描かれていた。

この映画監督は国から映画を撮ることを禁じられているようであり、そのため、監督自身がタクシー運転手になるという奇策を使った上で、ドキュメンタリー風に映像をとっている。そのため、これは映画であるのか、それともドキュメンタリーであるのか、分からなかった。ただ1つ言えるのは、そこまでして撮りたい映像であるため、メッセージ性が相当強いものとなっているということである。

この映画、楽しいか楽しくないかで言うと、決して楽しい映画ではない。しかし、見る価値のある映画かどうかで言うと、見る価値のある映画だと思った。



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