【読書】鈴木忠平「虚空の人 清原和博を巡る旅」

鈴木忠平の「虚空の人」という本を読んだ。清原の魅力があふれている。嬉しいときに喜び、悲しいときに涙を流すという当たり前のことが、人間にとってなんと難しいことか。ホームランを打てないことに対して悔しく思い、愚直に練習する。苛立ったので、モノにあたってしまう。感情と行動が分かちがたく結びついているというのは人間社会を生きる上で良くないのかもしれないのだが、清原のそんなところが魅力的であると改めて思った。強い所も弱い所もさらけ出して生きる姿が素晴らしい。

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