【美術館】ピーター・ドイグ展

ピーター・ドイグ展に行った。美術館に行くのはおよそ3ヶ月ぶりだ。美術館に行けなくなったから大きな支障が生じたということはないが、美術館に行けるようになったというのは嬉しいことだ。今のタイミングで美術館にいる人々は、コロナウイルスというリスクがあっても美術館に行きたいという熱い思いを持っている人たち。他の来館者と直接話すことはないしそもそも会話という行為が禁じられているが、普段より一体感を感じた。絵画を他の誰かと観るという行為の大切さを思い知るに至る。

個人的に気になったのは、スタジオフィルムクラブのポスターである。スタジオフィルムクラブとは近隣の人々と一緒に映画を観ようという取り組みであり、ピーター・ドイグ自身も中心人物である。彼は画家ということもあり上映されるポスターを作成するのだが、本展覧会ではそのポスターが展示されていた。自分の知らない映画が大半であったが、ポスターの中には邦画もあり驚いた。東京物語や北野武監督の作品である。

その他、13日の金曜日という映画をモチーフにした作品もいくつかあった。自分はその作品を見ていないのでよく分からなかったが、これから観覧に行く人は事前に観ておくと良いかもしれない。

混雑のない美術館は快適であったが、事前予約が必要であるのがやや面倒であった。恐らく手数料はチケットぴあかどこかに支払うことになっているのだろうが、ぴあもコンサートのキャンセルで大変だろうから寄付の気持ちも込めて手数料を払った。早く美術館やライブを楽しめる日々が戻ることを祈る。

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