【映画】春江水暖~しゅんこうすいだん

「春江水暖~しゅんこうすいだん」という映画を観た。物語は難解であったが映像が綺麗であったので、観るなら映画館一択かなと思った。観ないという選択肢ももちろん入ってくると思うが…。

難解だった理由は登場人物の多さである。母親(80歳ぐらい?)+その4人の子ども(4,50歳?)+各子どもの家族で、しかも義理の◯◯が多発してよく分からなくなってしまったのが正直なところである。自分は親戚がそれほど多くないのでここらへんの人間関係の把握に難儀したんだろうけど、親戚が多い人はここらへんもちゃんと理解できて良さを味わえるのかもしれない。

映像の綺麗さはやはりこの中国的と言うか、絵巻物を映像化したという印象受けた。巻物は時間が横に流れていくんだろうけど、本作も川を泳ぐ青年をワンカットで結構長く映しており、あーこれは素晴らしいと思った。上海万博で動く絵巻物みたいなのがあった気がするが(雑ですみません…)、その記憶を思い出した。

内容としてはホームドラマ的と言うか家族の有難さと厄介さを描いているように思えた。借金保証人にならざるを得ない厄介さや親から結婚を認められない面倒くささもあるが、世代を超えた家族が一同に会して誕生日を祝うシーンなどはなかなか洋画では見られないシーンで面白いなと思った。

ドキュメンタリー的に撮影されているように思えた一方で、全体の流れがわかりにくく上映時間も長かったので、ちょっと冗長かなと思った。

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