【美術館】マリー・クワント展

マリー・クワント展」に行った。1930年生まれの彼女が2022年の現時点も生きていることが素晴らしい。女性が服装で自らを表現することは今では普通であるが、1960年代はどうだったのか。彼女が女性の社会進出のモードと密接に関係している人間として描かれている印象を受けた一方、ミニスカートや身体の表現は男性からの視線にもつながりうる。見られていると捉えるのか、見せてやっていると捉えるのか。そこが問題であるだろう。

60年代、70年代の彼女がメインとして描かれていた一方で、他の時代の彼女があまり描かれていなかったのが残念だった。それはMr.Children展があったとして、そこで90年代と00年代の楽曲しか取り上げないことのようだ。

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