【映画】イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり

映画「イントゥ・ザ・スカイ」を観た。邦訳すれば「空へ」という意味であろうが、前人未到の空高くまで気球に乗って行くというストーリーである。

映像が良かった。気球というのは外気と触れる乗り物なのであり、飛び降りようと思えばすぐに飛び降りられるような乗り物である。それ故、高い所に行くスリルという意味での「イントゥ・ザ・スカイ」であると同時に、一歩間違えれば落下してしまうという意味での「イントゥ・ザ・スカイ」でもある。本作は高所であるが故のスリルを描いており、映画館で観て良かったと思う。

一方で、気球に乗っているシーンの間に挿入されるシーンはその必要性がよく分からず、この映画のストーリーは今ひとつのように思えた。映像として見せる技術は素晴らしいと思っただけに、この点がもったいないように思われた。


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