【読書】石黒浩「ロボットと人間」

「ロボットと人間」という本を読んだ。ロボットと人間の関係性を考える上で石黒先生よりも適した人間はいないと思う。なぜなら、自分と同じ姿形のロボットを開発した結果、人間としての石黒浩とロボット型の石黒浩を比較されるという経験をした人間は彼以外にいないためである。講演に招待されても、講演者として自分ではなくロボットが選ばれることが多くあるというのは衝撃的で、その度に人間としての自分の意味を考えてしまうという石黒先生の人間らしさを見ることができたのは新鮮であった。かなり読みやすく面白かった。

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