【映画】ソフィーの選択

映画「ソフィーの選択」を拝見した。40年前ほどの映画。メリル・ストリープのキャリアの長さを改めて実感した。

ソフィーは本人が罪を犯したわけではないのに、様々な点で罪悪感を抱いているように思われた。例えば、父親が反ユダヤ主義的な振る舞いをしていることについての罪悪感。あるいは、ナチスに収容されそうになったときに、「2人いる子どものうちのいずれかを生かしてやるから、どちらかを選べ。でないと、両方殺すこととなる」と問い詰められ、1人を選択してしまったこと。

ベースラインで高いレベルの罪の意識を抱いているので、ちょっとした不幸は自分にとって当然だと考えるし、これ以上は他者を不幸にしたくないという思いを抱いているように見えた。その結果が、最後のソフィーの選択へとつながるのだろうと感じた。

高く評価されている一作だと思って拝見したが、時系列が入り組んでいたり男性の精神性を描く必要がどこまであったが疑問であったりと、自分には少し難しかった。

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