【映画】ファイブ・フィート・アパート

「ファイブ・フィート・アパート」という映画を拝見した。主人公の男女は病を患っており、互いに180cmほど離れなければならないという制約がある。互いに心理的距離を近づけたいと思っているのに、近づけば病気が悪化してしまう確率が上がってしまうのである。病気をテーマにした映画であるが、ソーシャルディスタンスの重要性が叫ばれる現在との関連が深いような設定に思えて興味深かった。

個人的には、180cm離れなければならない人生を延長するぐらいなら、多少人生が短くなってももっと近づきたいという気持ちに共感した。これはこの病気に限ったことではなく、例えばがんなどの治療をして長く生きるぐらいならば、悪化するのを知りつつそのまま歩んでいきたいという人もいるだろう。自分としては治療をしたいと今の段階では思っているが、長く生きることへのこだわりが強くない(というより濃く生きることへのこだわりが強い)人もいるはずで、そうしたことが頭をよぎった。

長くはなく面白かった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?