【映画】リアリティのダンス

映画「リアリティのダンス」を拝見した。共産党員&ユダヤ系というマイノリティな人間はその社会のマジョリティから馬鹿にされないために強くなる必要があり、だからこそ子どもに対しても強さを求める。理性や意志によって感情を統制するよう、女性らしさよりも男性らしさを持つよう、神や宗教に救いを求めるよりも現実を生きるよう、ときに暴力を振るってしつける。しかし、映画を通じて彼は感情や宗教の重要性を認識し、最終的には抵抗なく涙で感情を表出させるに至る。長くて難しいだろうと思って拝見し始め、実際に短くもなく簡単でもなかったが、観て面白い映画であった。

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