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映画かよ。批評家HASECCHOが斬る。ep49「去年マリエンバートで」

「映画かよ。」新作ep49「去年マリエンバートで」のHasecchoさんのレビューが届きました!
Hasecchoさんのキャラ愛溢れるレビュー、是非ともep49見た後に読んでみてくださいー!

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映画かよ。-Like in Movies-
シーズン3、ep49
「去年マリエンバードで」

レビューの最後にオマケもあるよ。

今回、個人的にすごく落ち着くエピソードでした。
「あぁー、映画かよ。観てるなー」って。
メインであるアミとミノル。
それに加えて過去エピソードからのキャラと新キャラ。
みんなが活躍する落ち着くエピソード。
だからといって内容は落ち着かない。

人にはお勧めできない鬱映画を紹介するシネマドモアゼルことサオリン。
そんな彼女が誰かから送られてくる謎の映像。
そこからミノルにも話が広がり…
という流れですが、これが落ち着くんですよね。

1人バーに行って「マスター、いつもの」って頼んでホッとする感じ。
したことないけど。

だからといってマンネリ感があるわけでもない。
大枠で見た時も、小枠で見たときもちゃんと映画かよ。になっている。
しかも細かい映画ネタを散りばめることによりストーリーとして語っていないところまで語っているようにもなる。
例えば今エピソードの途中、ロバートデニーロファンにとってはニヤッとしてしまうデニーロラッシュがある。
このデニーロラッシュのおかげでその映画を観たことある人にとっては「あぁ、登場人物たちは今はそういう恐れを抱いているんだな」
ってわかる。
これが映画かよ。のスゴさ。
メジャータイトルからマイナータイトルまでカバーして、そのタイトルを挙げることによって
「今はこういう状況なんですよ」
って教えてくれたり
「ああでもない、こうでもない」
とキャラの会話を膨らませる。
映画と映画かよ。すごい。

いやいや、そういう映画論的なものはレビュワー仲間の田中真太郎さんにお願いするとして、私が書きたいのは
サオリン!
ゴローネンバーグ!
スズカ!
なんですよ。

まずは今回の主役サオリン。
なんですか、このゴージャスで魅惑のボイスの持ち主。
さらに一人称が「わたくし」!
この声と演技は耳元で聴きたい。
ということでヘッドフォンで聴いてみました。
やはり良い。
皆さん、テレビのスピーカーもいいけれど登場人物みたいにイヤホンやヘッドフォンでシネマドモアゼルの声を堪能してみては?
サオリンを演じる三矢遊さん。
ほんと魅力的です。
声だけでなく演技も手や表情の使い方もすごく自然で色々な要素を持った方でした。
映画かよ。クルーも出演した渋谷クロスFMでパーソナリティを務めていらっしゃるのは存じ上げておりましたが、こんなに幅広く能力をお持ちだとは。
映画かよ。に今後も出続けてほしいです。

今後も出てほしいと言えばゴローネンバーグですよ。
こういうキャラ本当に好き!
「ハ、ハァ、シネマドモアゼル ッテ ナンデスカ シラナインデスケドォ」
の一言で勝ち。
はい最高。
捨て台詞も最高。
こういうアッチ系のキャラ良いですよね。
髪型もメガネも携帯電話までキャラに合いすぎて最高。
良い初登場キャラ。

そしてスズカ。
やっぱりスズカ良いわぁ。
シネマドモアゼルに本人に会えるの!?的な抑えきれない嬉しさが表情の端に出てたりお気に入りの人には調達したものを安くしてくれそうな雰囲気出したり、何よりポッドキャストを聴いている時の表情が楽しそうだったり。
ツンとしたキャラが崩れる瞬間がイイ。
でもそりゃ崩れますよね。
映画かよ。きってのスズカ堪能エピソードep40ではスズカはシネマドモアゼルに救われてますしね。
思い入れありますよね。

あ、アミの元カレの瀬田!
いや、本当に能力者なんかい!
ep16ではアミの気を引くために嘘をついているのかなとか思っていた。
ごめんな、瀬田。
基本は良いやつなのでシネマドモアゼルいかがですか、ロマンチックは。

さてふと思ったことがある。
自分を棚に上げて迷惑ファンを追求してたけど、オープニングのアミも結構迷惑ファン寄りでは?(笑)
そしてその迷惑ファン気味なアミはあのオープニングシーンからどうやってシネマドモアゼルと仲良くなったのか。
気になる。
シネマドモアゼルは映画オタを受け入れる器量がある。
だからミノルのこともすんなりと受け入れていたし。
また波乱を巻き起こしそうなキャラが出てきましたね。
どうなる映画かよ。!

ということで、最後まで読んでくれたあなたに憂鬱にはならないハッピーな動画をお勧めします。
シネマドモアゼルを演じている三矢遊さんがパーソナリティを務める「遊の部屋」
映画かよ。クルーの出演回は以下のURLです!

映画かよ。の駒谷監督のこだわりや俳優さんたちの役者になるきっかけ等々存分に聞けます。
もちろん三矢遊さんの軽快なトーク回しも!
超オススメ!

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