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おわりとはじまり

舘ひろしが言ってたの。

「役者はカットがかかって次にアクションがかかるまでの間になにをしたかがたいせつ。演技中のテクニックじゃない。次のアクションまで1日かも,3ヶ月かも,3年かも。その間に何をみて、どんな人間になったかが大切なんだ」と。

おわりからはじまりを考えるんだってびっくりした。なにかがはじまり、それはいつかおわる。このいのちも。このびょうきも。このかだいも。このたのしいじかんも。はじまりからおわりをかんがえると寂しい。必ずおわるから、ってじぶんを納得させて,イヤなことも乗り越えるっていうやり方もあるけどさ。でもこの舘ひろしさんのおわりからはじまりを考えるやり方はすばらしい。それは1日のおわり、ねるときにあしたのはじまりを考えること。たのしかったあのことバイバイしてから,次その子に会えるまでに面白い話をたくさん用意して,もっと魅力的な人になるってこと。

ものごとには必ずはじまりとおわりがある。それは新陳代謝のように。細胞分裂のように。はじまりとおわりがめまぐるしいスピードで入れ替わる。どこからがスタートで、どこからがストップなんかなんて,自分で決めるしかないんだよ。はじまりとおわりが蠢きあう,それがわたしが生きてるこの地球で,おわりは決して寂しいことじゃないの。そこからなにかがはじまるから。そう思いながら新しいことはじめてみるの。

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