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まりこの真実とは

光一に
『まりこの話がしたかった。
でも繋がれるツテがなく困っていた。
婚約者の彼にはどうかしたら繋がる事もできたかど複雑なとても繊細な事だったので慎重になった
しじみちゃん、会えてよかった』

『うちにこない?
何か作るよ、少し買い物付き合って』

とりあえずまりこの真相を聞きたかった。
ワクワクとほんのちょっとの不安を抱きながら。

光一の運転する車でとても素敵なお店にたどり着いた。
何階建てだったかな。
食品から雑貨まで全部揃うような。
とにかく人も凄くて賑やかだった。
そして好みだった♡
お土産も買えてなくて空港で買おうと思っていたところ、光一がきっとしじみちゃんも色々見れると思うよって。

買い物しまくった笑

まりこもきっとこうやって光一に連れてきてもらって1人でギャーギャー騒ぎながら
買い物していたんだろうな。
『しじみを連れてきてあげよう』そんな事を
思いながら。
まりこ、あなたが婚約者と離れて過ごした時間
を想像できた。
でも光一への愛はきっと婚約者への愛とは違うよね。まりこはきっと光一に出会って安心する場所を見つけたんだ。
今の私みたいに。

いくら海外に慣れているまりこでも。
ふと疎外感や孤独になる時もあっただろう。
日本が恋しくなる。
そんな時、光一と出会った。
そして光一はとても人の痛みにそっと寄り添うそんな人だ。年下なのに落ち着いていて。

まりこ、私に今、体感させているんだね。
『しじみ、わかってくれた?
これが私の真実』

光一が💻から私に見せてくれた映像がある。
それはまりこがイラストになっていて婚約者がでてくる。
まりこのごめんなさいとありがとうが沢山つまった婚約者へのプレゼントだった。

その映像の出来上がりを取りに行くときだったのだ。事故にあったのは。


光一がだから躊躇ったんだ。
まりこのこの気持ちがもし、婚約者が違うように受け取るかもしれないと。
大切にしたい所を間違えたら。
本人がもういないからこそ慎重になった。
誰も誤解を解けない。

まりこのごめんなさいとありがとうがこの映像でとてもわかった。

涙が止まらない。

これからだったのだ。
まりこと婚約者が歩む道は。


婚約者の彼に必ず届けるよ。
そして彼がまた光の道を歩けるように願ってる。

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