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旅で日本酒を救う

旅行に行くと、たくさんの幸せを得ることができます。逆に、旅行者が観光地へ返せるギフトはあるのでしょうか?

日本酒を飲むことが、その観光地へのギフトになります。実は、日本酒は絶滅危惧酒なのです。観光地の日本酒を飲むことで、日本酒を守り、未来へ繋げることができます。

新しい酒造は生まれない

日本酒を製造するためには、清酒製造免許が必要です。ですが、清酒製造免許の新規発行は行われていません。今ある酒造が無くなった場合、日本酒を飲むことができなくなります。そのため、絶滅危惧酒なのです。

既に免許を持っている酒造に日本酒製造を依頼し、新しい日本酒を製造することは可能です。ですが、酒造がなくなった場合は日本酒を製造できなくなります。また、輸出用の日本酒製造は新規で免許取得可能です。しかし、こちらの免許で製造された日本酒は日本国内で販売することができません。

旅先での日本酒

▲ホテル「アシズリテルメ」でいただいた日本酒

旅行をした際に日本酒を飲むことで、地域の味を知ることができます。また、同じ地域の酒造でも、酒造が違うと異なる味わい・風味の日本酒に出会えます。

旅行先で出会った日本酒を「おいしい」と思ったら、ぜひお土産として買ってください。種類にもよりますが、日本酒は手に入れることが難しいです。そのため、出会った時にぜひ購入してください。飲みきりサイズの小さなボトルがオススメ。

旅先で見つけた日本酒を自宅で飲むもよし。お土産として友達と一緒に飲むもよし。友達に「ここの日本酒がおいしかった」と語り合うのもいいかと思います。それらを通して、日本酒が広まります。

旅行先の日本酒が広まることで、その日本酒の知名度が上がり、消費量が増えます。それにより、酒造が守れられます。酒造が守られるので、地域の雇用にも繋がり、観光地へのギフトとなります。

さいごに

普段から日本酒を飲む方は少ないかと思います。ですが、旅行に行ったからこそ、そこでしか出会えない日本酒を飲んでみるのはいかがでしょうか?

おいしい日本酒を飲み、広めることが、旅人のあなたから観光地へのギフトとなります。

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