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神社の裏で待ってるね

今回はひたすらに蝉の話を書くので、苦手な方は読まない選択をして下さるとありがたい。

蝉の声がうるさい季節になってきた。
先日は早朝に羽化したらしきミンミンゼミが大層下手くそな初鳴きを披露してくれた。
上手く鳴けないと音割れを起こすんだと、この歳になって発見した。

カマキリとバッタ以外の虫は苦手なので、出来れば今年も蝉大量発生の年じゃなければ良いなと切に祈っている。

以前、香川県に住んでいた時に大量発生をした年があった。
当時飼っていた犬の散歩コースに神社の横の細道があったのだが、ある日その細道が恐怖の細道と化した。
道一杯、所狭しと蝉・蝉・蝉である。
瀕死の蝉があちらこちらで突然凄い距離を地面スレスレに移動する光景に、好奇心の塊の犬ですらダッシュで逃げ出す程だった。

その日から恐ろしくて蝉が居なくなるまで細道を通れなかった。
あまり散歩コースについて主張をしない犬ですら「その道には入らない!!」という確固たる意志を見せていた。

ひと夏の恐怖体験だ。

数年に一度の大量発生。
最後に遭遇したのが3〜4年前だったと記憶して居るので、そろそろやってくるんじゃないかと戦々恐々の夏の入り口である。

今日の一絵は娘の水筒。

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