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私たちの声 / COLUMN

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株式会社ライト・ザ・ウェイの自社コラム「私たちの声」です。私たちが日頃考えていることや制作に対する姿勢など、様々な情報を発信していきます。
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記事一覧

映像制作の変革:価格破壊がもたらした民主化とブランディングの未来

動画制作の「価格破壊」がもたらしたクリエイティブの民主化近年、映像クリエイティブの世界は大きく変革され、低コスト化と民主化の波が押し寄せています。 その要因は制作ツールのサブスクリプション化やオープンソース化、さらにSaaSのサービスの登場により、誰もが手軽に映像をつくれるようになったことで、映像制作の制作コストと参入障壁が大きく下がったことでしょう。 画像データをドラッグ&ドロップするだけで簡単に映像が制作されるソフトや、スマートフォンから自動で生成される動画のクオリテ

制作をスムーズに進め、表現力を高める。映像ディレクターがコンテ制作で心がけていること

こんにちは、ディレクター / デザイナーの森重です。映像のディレクション及び制作、映像・ウェブに関わるデザインの仕事をしています。 さて、突然ですが、映像の絵コンテには”企画コンテ”と”演出コンテ”の2種類存在していることはご存じですか? 恥ずかしながら、僕が映像をかじり始めた学生のころはコンテに種類があるなんて全く知りませんでした。そもそもコンテすら描かず、いきなりカメラを持ち出し、PremiereやAfterEffectsを立ち上げて闇雲に手を動かして制作していまし

Adobe AEでアニメーションの質を上げる!トライ&エラーを増やすスクリプト活用法

こんにちは。先日、映画「THE FIRST SLAM DUNK」を観てきました。スラムダンクは原作もアニメも未履修の完全初見でしたが、構成・演出・アニメーション全てにおいて良すぎてボロボロ泣きました。LIGHT THE WAYでディレクター兼デザイナーをしております、白木悠輔と申します。 今回の記事では、After Effects(以下 “アフター” と呼びます)でキャラクターアニメーションを作るにあたって、特に活用しているスクリプトをピックアップしてご紹介していきます。あ

絵を描くことが好きな私がファーストキャリアに映像業界を選んだ理由

2023年4月にLIGHT THE WAYに入社した水野有彩と申します。この記事では元々イラストレーターになりたいと考えていた私が映像制作をメインとするLIGHT THE WAYに入社した経緯や、趣味や今興味を持っていることなど自身のことについて紹介できればと思います。 LIGHT THE WAYに入社する前は、武蔵野美術大学デザイン情報学科にて学んでいました。様々な専攻分野がある中で、グラフィックデザインだけでなく、映像、音楽、インスタレーションなど、とにかく自分の好きな

映像ディレクターが考える、アウトプットの質を上げるためのスケジュール管理

入社して3年目。任せられる仕事は増えましたが、同時にスケジュール管理の難しさを感じています。 クリエイティブ職の性質上、作り込もうと思えばいくらでも時間を掛けられます。しかし、与えられた時間は限られているため、常にどれだけ時間を掛けるべきかは自分でコントロールしなければなりません。本記事では「スケジュール管理」について、日々私が考えていることや工夫していることなどをお伝えします。 手を動かす人間がスケジュール管理をするメリットみなさんは映像のディレクターという役職にどのよ

表現を言語化することがクリエイティブを強くする。映像を起点に仕事を広げるLIGHT THE WAYの制作プロセスとは?

LIGHT THE WAY Inc.( 以下、LIGHT THE WAY ) はアニメーションやモーショングラフィックスを中心に、アートディレクション、CI制作などを手がけるデザイン会社。論理的な情報設計と表現を高いレベルで両立する同社はクライアントからの厚い支持を集めています。ユーザーとの接触機会が増え、映像に求められる役割が横断的に広がるなかで、同社はどのようにクライアントの課題解決に貢献しているのでしょうか? LIGHT THE WAYの代表を務める映像ディレクター/ア

新卒・未経験でデザイン業界へ。「壁」を越えるためにやったこと

こんにちは。最近、すみっコぐらしのアニメを見まして、あまりのカワイイ要素に癒されております。こういうふわふわした可愛いデザインもやってみたいですね。LIGHT THE WAYでディレクター兼モーショングラフィックスデザイナーをしております、白木悠輔と申します。 今回は入社してからの1年間で、特に悩んだこと2つについてお伝えします。 学生時代、私は建築学科におり、意匠というより構造計算の方面を専攻していました。そのため、美術に関する体系的な知識を得る機会がほぼない状態で、デザ

映像は企業の代弁者。顧客に伝わる映像を具体事例で考える「株式会社アズーム」

【プロフィール】 西澤岳彦 ディレクター / アートディレクター フリーランスの映像ディレクター / アートディレクターとして活動後、2016年 LIGHT THE WAY Inc. 設立。 心地よい動きを追求したモーショングラフィックスとコンセプチュアルな表現を得意とする。インフォグラフィックスから実写まで手法を問わず、想いを伝える表現を創り出す。 過去の受賞歴にCannes LionsやThe One Showなどがある。 本プロジェクトではディレクターを務めた。 望月

ウェブデザイン初挑戦デザイナーのサイトリニューアル奮闘記

こんにちは、ディレクター / デザイナーの森重です。 映像のディレクション及び制作、映像・ウェブに関わるデザインの制作をしています。 以下の記事 で詳しい自己紹介をしておりますので、よろしければご覧ください。 以前ご紹介した通り、昨年末、弊社はウェブサイトをリニューアルしました。本記事では、ウェブデザインの実戦経験のなかった僕が何を考えながらウェブデザインに望んだのかをお伝えします。LIGHT THE WAYのチームでのクリエイティブの様子や、僕自身が得た学びや発見が伝われ

映像、ゲーム、刺繍。好きなもののかけ算でレアリティをつくること

はじめまして。LIGHT THE WAYでディレクター・モーショングラフィックスデザイナーをしている森重宏紀です。1997年生まれの24歳。愛知県名古屋市出身です。2020年にLIGHT THE WAYへ入社し、今年で2年目になります。 LIGHT THE WAYへ入社する前は多摩美術大学の統合デザイン学科でデザインの勉強をしていました。プロダクト、グラフィック、インターフェイスなど、様々な領域を横断的に学ぶ機会があり、映像に興味を持ち始めたのもその頃です。 当時からもの

建築を学ぶ「ただの理系学生」が、上京して映像デザイナーになるまで

はじめまして。白木と申します。 記事をご覧いただきありがとうございます。 「私たちの声」第一回のテーマはスタッフの「自己紹介」です。自分のことについてしっかり語る機会に新鮮さと気恥ずかしさを感じつつ、頑張って書いていきます。 はじめまして、映像業界。まず私自身の経歴についてです。 ・白木悠輔 ・兵庫県姫路市生まれ ・高校で映像制作に触れ ・大学では建築の構造設計分野を学ぶ ・大学卒業後、上京してLIGHT THE WAYへ入社 というように、大学では建築を学んでいましたが

「良いチーム」のために心掛けているヒアリング・ディレクション

LIGHT THE WAYの西澤です。ホームページリニューアルの背景についてお話した前回の記事に引き続き、今回は弊社が考える「良いチーム」についてお伝えいたします。弊社の「制作」への姿勢が垣間見える内容となっていますので、ぜひご覧ください。 ※前回の記事はこちら↓ 良いクリエイティブを生むチームを創るために前回の記事でも書かせていただきましたが、良いクリエイティブを生むための前提として、お互いがどんな人間なのかを理解し、信頼関係を構築できることが重要だと考えています。なの

成果につながるクリエイティブのために考えていること

「LIGHT THE WAY コーポレートサイト」リニューアルにこめた想い LIGHT THE WAYの西澤です。 まずはじめに少しだけ弊社を紹介させてください。LIGHT THE WAYは映像を軸としたデザイン会社です。「クリエイティブで向かうべき道を切り開く。」をスローガンに、コンテンツの企画やコンセプト策定からプロモーション実行まで、様々な形で新しい価値と現象をクライアントと共につくっています。そこにはコーポレートブランディングや商品・サービスのデザイン、映像制作など幅