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究極VS至高 バーキンとブガッティの血脈

いまからお話することは、ファッションを見たまま、心から楽しみたい方にとって、余計な情報になるかもしれない。こんかいは本を読んで研究したりする余裕がなくネット情報を中心としたものですから、みなさんも話半分でみてください。ちなみにタイトルはノリでつけています。


趣旨

バッグの形を分類して、特長や由来をまとめることで、じぶんのど真ん中のバッグはどの形なんだろう…というのを考えたかったのですよね👜🌸

トランク

旅行かばんですね!
積み重ねやすいように長方形の箱型になっています。汽車や船での旅行を想定したものです。

ケリー/バーキン

あまり違いがわからないのですが、かぶせの蓋があるワンハンドルのハンドバッグを私はこの系統に分類します。ケリーバッグは、グレースケリーさんが妊娠を隠すため持ったバッグとして有名。バーキンは、ジェーンバーキンさんがバッグに求めることを叶えたバッグだそうです。
女優、公妃が愛用したことから、フォーマルな場や要職の方との会合に耐え、なおかつエレガントなうつくしさ、女性らしさを表現できるバッグなのかなという感じがいたします。

ブガッティ(ボリード)

世界で初めてファスナーで閉じられるバッグを作ったのはエルメスだそうです。いまはボリードと呼ばれている、あけくちが半円形になったその形は、当初はブガッティと呼ばれたらしい。『自動車の時代が来る』と予想したエルメスが、高級車の名前をつけたそう。自動車での旅を想定したバッグです。
いっぽう、ルイヴィトンでは、旅行カバンとしてだけでなくタウンユースにも向くカバンとして、同様の形の『アルマ』をヒットさせました。
この2つのブランドで、この形の立ち位置は違うようなのが興味深いです。ほかにも、ボナベンチュラのエマもこの形ですね。よく見るスタンダードなバッグの形だと思います。

巾着型バッグ

ヴィトンのノエ(NOE-現地ではノアと読むそう)が元祖と言われているみたいです。1930年代との噂。ワインボトルを複数運べるバッグを依頼され、ネーミングは『ノアの方舟』から取ったと(ノアさん酒豪なのかな)。
現代ではいろいろなブランドでさまざまなサイズが展開されて、円柱だったり底面は四角だったりしますけれど、この形のバッグは最近人気な印象。vasicとかもこの系統かなと私は思っている。ポレーヌのカヌレバッグも可愛いよな〜。わりと展開してるブランド多いし、人気ですよね。私は、トフ&ロードストーンのランタン型のものがセンスいいと思っております(ただの好みを語る)。由来を考えると、筒状のものや体積の大きいものを運ぶ(書類は運ばない)使い方に向いていそう。

ショルダーバッグ

Diorでいうサドルバッグみたいな。フェンディでいうバゲットバッグみたいな。
持ち手のないバッグにショルダーがついたものをここに分類します。小さいものならパーティバッグの印象、大きいものだとメッセンジャーバッグの印象。活動的、アクティブな雰囲気ですね。チェーンショルダーのものは、エレガントで女性らしい印象を併せ持ちます。チェーン部分が華やかなので、アクセサリー的に持つ方もいます。
肩がけすることで荷物が多くなっても疲れず、実用的です。
さいきんは、ハンドバッグとショルダーバッグの2WAYがほんと増えましたね。で、ショルダーバッグってもはや『肩にもかけれる』じゃなくて『斜めがけできる』の意味になってきてる気がする。

マトラッセ

ご存知シャネルのマトラッセ、語源は、その形ではなくふっくらした質感からきているようです。フランス語で「袋詰めされた」「ふっくらしている」という言葉からきているそう。スタッフド的な……?とくにシャネルでは、ダイヤ柄にキルティングされたものをマトラッセと分類しているそう。チェーンバッグの代表というよりかは、キルティングバッグとかふかふか系バッグのカテゴリとして挙げさせていただいた。メゾンマルジェラのふかふかのやつなども、私の分類ではこちらの系統。私の心臓バッグもある意味マトラッセ🩶
キルティングにすることで、柔らかい革を使っても伸びや型崩れをしにくくなる。
カジュアルさとエレガントさを兼ね備え、年齢を問わない普遍的なラグジュアリーを感じる意匠です。

ボストン

いわずとしれたヴィトンの『スピーディ』もボストンですね!
オードリーヘプバーンがよりこぶりなものを特注したのがスピーディの25だそうです。
ツーハンドルでカバンを開けてものの出し入れがしやすいことと、まちが広くてものがたくさん入るのが良いところかな。見た目は、スポーティ・活動的な印象になりやすいでしょうか。
ボストンバッグは和製英語だそうで、大正時代に日本にこの形のかばんが入ってきたとき、ボストン大学の学生さんが使っていたからだそう。もともとは開口部に口金があるものだったみたいです。

トートバッグ

トートバッグの歴史は、1960年代にさかのぼる。L.L.Beanが氷を運ぶバッグとして作ったものだそうです。
エルメスもガーデンパーティという形のバッグがあるそうですけど、これも語源は庭弄り用品を入れるバッグのニュアンスでしょう。
ロンシャンとかもこれの仲間じゃない?と思うけど、ファスナーをうまく使ってて発明だよなぁ〜って思う。ディオールのブックバッグもここかなぁ。ツーハンドルで、大容量、肩掛けはできたりできなかったり、ものの出し入れは楽で、気軽に持てるイメージですね。
先日ZARAでブックバッグをマザーバッグとして使っている御夫婦を見かけて、良いなと思った。めっちゃ子どものおもちゃとかはみ出してて、生活に根付いてるなーと。
逆に、インフルエンサーさんとかで、ブックトートは底の方にちょろっとものが入ってるだけでスッカスカです!可愛いから持ってます!みたいな方を見かけたことがあり、そのときはなんともいえない気持ちでした。それも素敵な使い方なのです。もちろん。

ホーボー

こちらは触れるか迷ったほどに繊細なイシューです。ホーボーバックの語源の由来は、棒に荷物をかけて運ぶ、無賃乗車するようなヒッピーやホームレスたちらしく。そのままの名称で現代でもさまざまなアパレルが『ホーボーバッグ』と呼んでいるとのことでした。
この形自体は、いまや一般的なバッグの形で、ハイブランドでもよく見るスタイルです。持っていてもなにも偏見をうけることはないのですが、ハイブランドがコレクションなどであえてホームレスを意識した英字新聞や、つぎはぎのモチーフなどを発表していたこともあるそうで、それはあまりいい印象を持つことができません。一部のかなり恵まれたお金持ちが、その日暮らしの人間のごっこ遊びをするのは、どうなのか。うん、あんまり、良くはないね…🤔
名称は、ワンショルダーバッグ、としたほうが良いんじゃん? と、いち消費者としては思います。

まとめ

こうしてみると、私はわりと『用途に合ってるか』が気になっているみたいです。
自分でも、こんな記事を3000文字書いてる暇あったら少しでも試着100チャレを進めなよ……と思っております。

次の記事では、バッグに求める条件をさらに洗い出して行く予定です。先に月報か試着レポかも。

ではでは、また近いうちにお会いしマシュマロ🏌💫⬜⬜⬜

(邪念 2960文字)


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