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vol.10_9川口、学校つくるってよ(課題②都心の公立小学校の現状)

こんにちは!!川口です。

この間思っていることを素直に書きすぎて
角が立つんじゃないかとそわそわしてるのですが
でも思っていることを思った通りに言わないと
前に進めないので
空気読まず突き進んでいきたいと思います。

課題②都心の公立小学校の現状

川口の通っていた大学が唯一学閥を発揮する場所。
それが東京都の公立小学校。

同級生の半分くらいが都内の小学校で
学校の先生をしているので
都内の小学校の情報がいろんな区や市から入ってくる。

端的に現状を伝えると
「忙しすぎて、児童一人ひとりを見ている余裕なんてない」
ということだ。

学校の悪しき習慣なのかわからないが
年度の途中で先生が休職や退職をした補充は
中途募集という概念がないため
なかなか目処が立たず
なんとか現場にいる先生で年度終えるまで
耐えなければならないというルールもあるそうで
(ちょっとは緩和されたかもしれないが)
その皺寄せが他の職員に及ぶとさらにタイトになる。

そして高学年になると
45分刻みの教科が6限までになり
その教科ごとに準備が必要で
その教科ごとに宿題も出され
・学習塾に行っていて既に内容を知っている児童
・まだ習っていない児童
・さらには通級に通っても良さそうな児童
までが1学級にひしめき合っている中で
授業を組み立てなければならない。
そんな合間を縫って、運動会・文化祭・修学旅行などの行事ごとの計画に
奔走しているのが現状だ。

モンスターペアレントの権力により
聖職者のポジションからこの20年くらいで
失墜した「教師」という仕事は
本来の子どもの学びを提供するところまで
余裕を持って見きれておらず
文科省指定の学習指導要領をなんとか
授業でこなすことに躍起になっている状態である。

公教育の素晴らしいところは
給料の上がりがそれなりに定まっているので
変なことを考えず(集客や自分の評価など)
純粋に教育の掘り下げができる環境なのだが
それすらができない状態となっている。

さらには、学校の先生という職業は
昔ほど人気ではなく、採用率どんどん上がっているので
質の低下も不安視されている。

GIGAスクール構想により
タブレット必携化した小学校。
50代以上の先生がそれにフィットしているとは思えない。
むしろ子どもの方が詳しいわけで。。。

以前にも小学校に英語がおりた時にも
英語を学んでる子どもとその授業の仕方すら学んできていない
先生との間にギャップが出た時と変わらない。
小学校教育に英語がおりたにも関わらず
英語の理解度が高くなったという印象は全く受けないので
それがその裏付けとなっているのではないか。

やりたいこと、向かうべき方向は
あっていたとしても
そこに時間をかける勉強や教材研究している
余裕が先生にはない。

現状を打破するための”攻略法”がない限り
せっかく良いマインドを持っている先生も
学校の中で宝の持ち腐れ状態となってしまう。


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川口 博史 /  小学校創立する人
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